- マーチンゲール法って何?
- マーチンゲール法の正しいやり方を学びたい
- マーチンゲールを使ってFXで安全に資金を増やしたい
投資や取引の世界では、多くの戦略や手法が存在します。
その中で、「FX マーチンゲール法」という資金管理があります。
マーチンゲール法は、利益を出すのに有効的な手法として利用しているトレーダーが、多いです。
しかし、やり方を間違えたり有効的な方法を把握していないと、大きな損失に繋がる可能性があり大けがしてしまします。
この記事では、マーチンゲール法を活用して安全にFXで資産を増やす方法を解説しています。
さらにこの記事では、
- マーチンゲール法とは?
- マーチンゲール法のメリット・デメリット
- マーチンゲール法を安全に運用する方法
- マーチンゲール法に関する注意点
マーチンゲールを理解し、安全に扱えるようになれば爆発的に収益が伸びる可能性があります。
少なくとも資金管理の武器のひとつを手に入れることができます。
この記事があなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。
目次
マーチンゲール法の基本と魅力
マーチンゲール法とは
マーチンゲール法とは、損失を出した時に次の取引で賭ける金額(リスク)を倍にしていく戦略です。
負けた金額の2倍の金額を賭けるので、負け分を取り戻すことができる。
理論上、勝てば負けることはなくなるという資金管理法の一種。
マーチンゲール法とは、損失を出した時に次の取引で賭ける金額(リスク)を倍にしていく戦略です。
マーチンゲール法を使うことで、たった1回の勝ちトレードで、それまでの損失を取り返すことができる点が大きな魅力となります。
1回目に200円を投資して損をしたら、2回目は400円、3回目は800円と、投資額を倍々に増やしていくのです。
そして、4回目に1600円で勝利すれば、これまでの損1400円を取り返すことができるだけでなく、200円の利益も得られます。
負けたら2倍、次も負けたら4倍と2倍ずつ連敗する度に、投資額を増やしていく手法がマーチンゲール法です。
このようなマーチンゲール法の特徴から、多くの投資家に支持されています。
ただし、無限に資金があるわけではないので、連続して損をすると大きなリスクになるので注意しましょう。
その点を理解しつつ、適切に利用することが大切です。
FX取引とマーチンゲール法の関係性
FX取引の動きの中で、マーチンゲール法は、連続して損失が発生した際のリカバリー戦略として利用している方が多くいます。
その理由は、FX取引の特性上、小さな金額からスタートすることができるため、初期投資を少なくして、徐々に投資額を増やしていくことが可能だからです。
具体例として、最初に1000円で取引を始め、損失が出た場合、次回は2000円、さらに損が出れば4000円と、投資額を倍々に増やしていく方法が考えられます。
FX取引にマーチンゲール法を上手く組み合わせることで、取引のリスクを最小限に抑えながら、利益を追求することができます。
ただ、無制限に資金を投入するわけにはいかないので、戦略としての利用は慎重に行う必要があります。
逆マーチンゲール法との違い
逆マーチンゲール法は、勝ったときに投資額を増やしていく戦略です。
具体的には、1000円で勝った場合、次は2000円、さらに勝ったら4000円と、勝ち続ける限り投資額を増やしていく戦略です。
この方法の魅力は、勝利の流れを最大限に活かすことができる点にあります。
種類 | 特徴 |
---|---|
マーチンゲール法 | 負けるたびに投資額を倍に増やしていく |
逆マーチンゲール法 | 勝つたびに投資額を倍に増やしていく |
このように、マーチンゲール法と逆マーチンゲール法は、投資の方法や考え方がまったく異なるため、自分の投資スタイルやリスク許容度に応じて、適切な戦略を選ぶことが大切です。
どちらがトレーダーに適しているのか?
自分は、マーチンゲール方と逆マーチンゲール法のどちらに適しているかというと、トレーダーの性格やリスクの取り方によって異なります。
種類 | 正確 |
---|---|
マーチンゲール法 | 資金管理が得意な方に向いている |
逆マーチンゲール法 | 大きなリターンを求める方に向いている |
結果的に、どちらの戦略が自分に合っているかは、トレーダー自身の性格や目標、リスク許容度をしっかりと理解し、その上で選ぶことが重要です。
マーチンゲール法をFXで活用する利点
マーチンゲール法の大きな特徴として、連続して損をした場合でも一度の勝ちで全ての損失を取り返す可能性が高まることに利点があります。
具体例として、1回目に2,000円の損をした場合、2回目は4,000円、さらに損をした場合は3回目8,000円というように投資額を倍増させて取引を行うことで、勝利時の収益が確実に増えます。
その結果、一度の勝ち取引で複数回の損失を補填することができるのです。
例えば、4回目に勝ち取引で16,000円の収益でトータル2,000円のプラス収支に出来ます。
このような手法は、特に短期間でのリカバリーを目指すトレーダーには魅力的な選択肢となり得るでしょう。
マーチンゲール法はシンプルで初心者にもアプローチしやすい
マーチンゲール法は直感的なルールから成り立っており、シンプルなルールに基づいており、新手のトレーダーでもすぐに採用できるという点が挙げられます。
負けるたびに、投資額を増やしていくというこの単純なルールだけを理解するだけで、戦略の基本的な部分が掴めるのが特徴です。
初めてFXに挑戦する人が戸惑うことは多いですが、マーチンゲール法のようなシンプルな手法は、一歩を踏み出す大きな助けとなることでしょう。
この方法の明瞭さが、多くの初心者にとっての魅力となっているのです。
連敗する確率の低さ
FX取引を行う際、マーチンゲール法を使用することで、短期間内の連続的な損失を経験する確率が減少することです。
これが多くのトレーダーに支持される理由となっています。
例を取り上げると、5回続けて損をする確率は非常に低くなります。
例えば、取引の勝率が50%だとすると、5連敗する確率は1/32、つまり約3%となります。
連敗数 | 確率 |
---|---|
1敗 | 50% |
2敗 | 25% |
3敗 | 12.50% |
4敗 | 6.25% |
5敗 | 3.13% |
この数字が示す通り、短期間での大きな損失は少なくなる傾向があります。
システムトレードへの応用可能
マーチンゲール法は、ルールベースの取引に適しているため、プログラムに組み込みやすいため、自動で取引を行うEAなどのシステムトレードに活用することが可能です。
例えば、初回に1000円を投資し損失が出た場合、次回は2000円、さらに損失が出れば4000円と取引金額を増やす、一貫した動作はプログラミングしやすく、自動取引のシステムに組み込むことが容易になります。
マーチンゲール法のシンプルさは、FXのシステムトレード(EA)において大きな利点となり、効果的な取引戦略の一つとして認識されています。
注意点:マーチンゲール法のリスクと対策
FX取引において、マーチンゲール法は人気戦略の一つとして知られていますが、一連の損失が続くと、資金が底をつく前に、想像以上の大損をするリスクがいっきに高まります。
最初から投資する金額の上限を設定して、それを超えないようにすることが大切です。
さらに、リスク管理として、定期的に取引成績を確認し、戦略の見直しを行うことも重要です。
特に勝率が50%以上なければマーチンゲール法を運用するのは難しいです。
このように、マーチンゲール法には大きな利点がある一方で、十分な注意と対策が必要です。
マーチンゲール法に関する注意点とリスク対策を解説します。
一度の大きな失敗で資金が底をつく
FXでのマーチンゲール法は、連敗が続くと一度の大きな損失が発生して、資金が急速に消耗してしまいます。
その主な理由は、損失が続くたびに投資額を倍増させるため。
具体的には、1回目に1000円の損失が出た場合、2回目は2000円、3回目は4000円と、取引額が指数関数的に増加するためです。
例えば、5回の連続損失で、初回の1000円が32,000円まで増大する可能性があります。
このような状況下で、取引を続けることは難しくなり、結果として全ての資金を失うリスクが高まります。
マーチンゲール法を採用する場合は、そのリスクを十分に理解し、事前に損切りのラインを決めるなどの対策が必要です。
5連敗以上のリスクシミュレーション
FX取引での失敗が続くと、資金の減少が急速に進むことは先程も触れました。
では、5連敗以上が続いた場合、実際にどれほどのリスクがあるのでしょうか。
5連敗した際の、リスクは以下の表通りです。
取引回数 | 損失額 | 損失額の合計 |
---|---|---|
1回目 | 1000円 | 1000円 |
2回目 | 2000円 | 3000円 |
3回目 | 4000円 | 8000円 |
4回目 | 8000円 | 16000円 |
5回目 | 16000円 | 32000円 |
この計算の背後には、マーチンゲール法の特性が関与しています。
損失が発生するたびに投資額を倍増させる必要があるため、1→2→4→8→16と、急激に投資額が増加します。
したがって、5連敗以上のシチュエーションを想定し、その時に十分な資金を保有しているかを予め確認することが大切です。
このシミュレーションは、取引のリスクを予め理解し、適切な対策を講じる手助けとなります。
適切な資金管理と心構え
安全にマーチンゲール法を活用して資金を増やすための資金管理方法は、
次の項目【マーチンゲール法を効果的に活用するための方法】で解説しています。
FX取引を行う際、マーチンゲール法を利用する際、適切な資金管理が非常に重要です。
マーチンゲール法では、損失が続くたびに投資額を増やしていくため、連敗すると急激に必要資金が増加します。
始めに取引できる資金の上限を設定し、それを超えないように心掛けることが大切です。
また、連続して損失が発生した際の心理的プレッシャーに耐えるためのメンタルの鍛錬も必要となります。
マーチンゲール法を利用する場合は、適切な資金管理の方法を学び、冷静な判断を下すことが最も重要です。
資金管理とメンタルの両方を意識して、賢明な取引を目指しましょう。
負けが込んだ時の心理的アプローチ
FX取引をしていると、時には連敗してしまうことも避けられません。
しかし、連敗時の心理的アプローチが成功の鍵を握る場合が多いのです。
失敗を繰り返すことでトレーダーの心が不安や焦りに包まれ、冷静な判断が難しくなるからです。
こうなると、一度の大きな損失で全資金を失うリスクが高まります。
負けが込んだ時の具体的なアプローチ
- 取引を一時停止し、自分の判断や戦略を見直す時間を設ける。
- なぜ連敗したのか、原因を分析し、再度の失敗を防ぐための策を練る。
- 心の中の不安や焦りを感じたら、深呼吸をして心を落ち着ける習慣を持つこと
取引においては、技術や知識だけでなく、心の持ち方も非常に重要です。
連敗時でも冷静な判断を保ち続けることで、長期的な成功へとつなげていきましょう。
マーチンゲール法を効果的に活用するための方法
マーチンゲール法を、効果的に活用する方法は以下2点が効果的です。
- 資産の1%以下でマーチンゲール法を運用する
- 勝率の高い手法を選択する
- トレンドフォローとの組み合わせ
- ナンピン手法との組み合わせ
マーチンゲール法を上手に使うには、冷静な判断と事前の計画が不可欠です。
これらを意識し、戦略的に取引を行いましょう。
資産の1%以下でマーチンゲール法を運用する
今までの解説してきたように、連敗すると大きなダメージを与えられるのがマーチンゲール法です。
しかし、魅力も大いにあるのがマーチンゲール法。
もう一度、この2つの表をご覧ください。
連敗数 | 確率 |
---|---|
1敗 | 50% |
2敗 | 25% |
3敗 | 12.50% |
4敗 | 6.25% |
5敗 | 3.13% |
取引回数 | 損失額 | 損失額の合計 |
---|---|---|
1回目 | 1000円 | 1000円 |
2回目 | 2000円 | 3000円 |
3回目 | 4000円 | 8000円 |
4回目 | 8000円 | 16000円 |
5回目 | 16000円 | 32000円 |
1回のトレードリスクを総資産の1%以下で運用することをおすすめします。
勝率50%の手法で1連敗する確率が3.13%です。
1回のトレードリスクを総資金の1%に設定すれば、5回連続負けたとき総資金の32%損失するということです。その確率3.13%です。
総資金の0.5%に設定すれば、5回連続負けたとき総資金の16%損失するということです。
もちろんその確率3.13%です。
このことを基準に自分のメンタルや手法の勝率とをあわせて考えてください。
勝率の高い手法を選択する
今まで解説してきたように、マーチンゲール法は勝率が命です。
『勝てば官軍』
どのような手法やトレードスタイルでも勝てば利益が出る資金管理法です。
利益を深追いせず、指値と逆指値を設定して、1:1のトレードでしっかり利食いをする取引を心かけましょう。
損小利大を意識せずに、『利食い千人力』を意識してください。
トレンドフォローとの組み合わせ
マーチンゲール法とトレンドフォローの組み合わせは、リスクを抑えつつ、効果的に利益を上げる戦略として注目されています。
トレンドフォローとは、市場の動き(トレンド)に沿って取引をする方法です。
上昇トレンドならば買い、下降トレンドならば売りという単純な原理ですが、為替の動きが一定の方向に続く時、トレンドフォローは大きな利益をもたらすことが多いです。
トレンドフォローで一時的な逆行があった際、マーチンゲール法を利用すると、その後のトレンド再開時に大きなリターンを狙える可能性が高まります。
これらの戦略を組み合わせることで、短期的な損失を乗り越え、長期的な利益を追求することが可能になるのです。
両建て手法とナンピン手法の組み合わせ
この手法は、投資において「両建て」と「ナンピンマーチンゲール法」を組み合わせたアプローチです。
ナンピンマーチンゲール法とは、投資対象の価格が下落するごとに、従来より多くの量を購入していく戦略です。
具体的には、価格が下がるたびに購入する量を増やしていくことになります。
例えば、ドル円を150円で1ロット購入する場面を想定してみましょう。
もし市場価格が149円まで下落した場合、さらに2ロットを買い増し、同時に2ロットを売るという操作を行います。
この「両建て」により、損失は初めの「100pips×1ロット」に限定されることになります。
市場価格がさらに下がるたびに、このプロセスを繰り返すことで、リスクを抑えつつ平均取得単価を下げることが可能になります。
しかし、この手法には注意が必要です。
市場価格が一方向に進み続けた場合、平均取得単価を下げ続けるだけになり、リスクが高まる可能性があります。
そのため、この手法を使用する際には、市場の動向を慎重に分析し、適切なリスク管理を行うことが重要です。
マーチンゲール法を利用した両建て手法とナンピン手法の組み合わせ
- 基本概念: このトレード手法は、「両建て」と「ナンピンマーチンゲール法」を組み合わせたもの。
- ナンピンマーチンゲール法とは: これは、株や通貨の価格が下がるたびに、それまでより多くの量を買い足していく手法。この方法では、価格が下がるごとに買う量を増やしていく。
- 手法のステップ:
- ステップ1: 例えば、ドル円を150円で1ロット買います。
- ステップ2: もし価格が149円まで下がったら、2ロット買い足し、同時に2ロット売ります。
- この時の効果: この「両建て」により、損失は最初の「100pips×1ロット」に限定されます。
- 繰り返し: 市場価格がさらに下がるたびに、このプロセスを繰り返します。
- メリット: この手法を使うと、新たな買いポジションと前の売りポジションを相殺することで、リスクを抑えながら平均取得単価を下げることができます。
- 注意点: 市場の価格が一方向に進み続ける場合、単に平均取得単価を下げるだけとなり、リスクが高まる可能性があるため注意が必要です。
海外FXとマーチンゲール法の組み合わせの利点
海外FXとマーチンゲール法の組み合わせは、非常に相性が良くメリットが多いです。
というか必須です。
海外FXとマーチンゲール法のメリット
- ハイレバレッジとマーチンゲール法の相性が良い
- ロスカット水準の調整ができる
このような理由から、海外FXとマーチンゲール法の組み合わせは、資金効率の良さと取引の自由度を最大限に活かすことができると言えます。
ハイレバレッジを活かしたマーチンゲール法
海外FXとマーチンゲール法は、高いレバレッジや規制の緩さを活かした取引の自由度が非常に相性が良いです。
まず、海外FXの大きな特徴として、高レバレッジが使用可能である点が挙げられます。
100倍や200倍などの高いレバレッジを活用することで、少ない資金からでも大きな取引が可能となり、マーチンゲール法での資金倍加の際に資本が少なくても取引を継続することができるます。
また、海外の業者は国内に比べて規制が緩やかです。
また、口座開設に時間がかかりません。
XMの場合は、出金手続きもスムーズでカスタマーサポートは、日本と変わりないです。
これにより、自由な取引戦略の実行が可能となります。
マーチンゲール法を利用する場合、連続での損失が生じるリスクが考えられますが、海外FXの柔軟なルールにより、より長期間、戦略を継続することがででます。
ロスカット水準の調整
マーチンゲール法は、海外FXのロスカット水準と相性が非常に良いです。
国内FX業者のロスカット率は100%が平均水準ですが、海外FX業者のロスカット水準は20%と非常に低く設定されています。
海外FXでは、国内FXと比較しても、証拠金維持率に余裕を持てるので、すぐにロスカットになる心配がありません。
海外FX業者の低いロスカット水準で、柔軟に対応していくことが可能です。
このような特徴を活かすことで、マーチンゲール法をさらに有効に、そして安全に運用する道が開けます。
まとめ:マーチンゲール法の実践的な活用と注意点
マーチンゲール法は、失敗を続けるたびに賭け金を増やす手法で、一時的な成功をもたらす可能性が高いが、リスクも伴います。
多くのトレーダーがマーチンゲール法を選ぶ理由は、短期間での利益を追求できる点に魅力を感じるからです。
具体例として、10回連続で損失が出ても、11回目に勝てばそれまでの損失を取り戻し、さらに利益を上げることができます。
しかし、連続して損失が出ると、投資金が急激に増えていくので注意が必要です。
このため大きな損失を出すリスクがあります。
たとえば、1000円、2000円、4000円と続けて損失が出ると、次は8000円、16000円と賭け金が増えるため、資金の消耗が早まるのです。
そうしたリスクを理解した上で、マーチンゲール法を利用する際は、しっかりとした資金管理と、冷静な判断が必要となります。
資金の上限を設けたり、損切りのタイミングを明確にすることで、安全な取引を心掛けましょう。
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