『正しいピラミッディング(積み増し)を知りたい』
『ピラミッディング手法を知りたい』
『短期間で大きな利益を出したい』
ピラミッディングは、強いトレンドが発生した時などの大相場で非常に効果的なポジションコントロールです。
正しくピラミッディングを行うことができれば、短期間に大きな利益を生み出してくれます。
2019年のデータによると、ピラミッディングを活用したトレーダーは、平均利益率が20%以上向上しているとの報告もあるくらいです。
つまり、ピラミッディングを上手く運用することができれば、今まで以上のスピードで収益をあげることができるということです。
ただし、相場を選び、正しいピラミッディング戦略を行う必要があります。
そこで、この記事では「上級トレーダーが行うピラミッディング戦略」をわかりやすく解説していますね。
それだけでなく、
- ピラミッディングとは
- ナンピンとの違い
- ピラミッディング手法の種類
- ピラミッディングのメリット・デメリット
- ピラミッディングの絶妙なエントリー方法とタイミング4選
- ピラミッディングで利益を最大限追求できるエグジット方法
- ピラミッディングを成功させるためのコツ
まで詳しく解説しています。
ピラミッディングを理解し運用できるようになることで、今まで以上に増収スピードをあげることができるようになります。
この記事が、あなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。
目次
ピラミッディングの重要性とFXトレードでの位置づけ
FXトレード界におけるピラミッディングは、利益を増幅するための重要な戦略として広く認知されています。
この戦略の最大の特徴は、ポジションを増やすタイミングをうまくキャッチすることで、短期間で利益を大きくする点です。
たとえば、トレンドが強まる中で既に含み益がある場合、追加のポジションを取ることでそのトレンドから更なる利益を得ることができます。
しかし、ピラミッディングの戦略を用いるには、相場の動きや自身の資金管理能力に関する深い知識が求められます。
FXトレードにおいて、80%のトレーダーが利益を上げるのが難しいと言われている中、ピラミッディングはその過酷な戦場で生き残るための強力な武器と言えるでしょう。
具体的には、2019年のデータによると、ピラミッディングを活用したトレーダーは、平均利益率が20%以上向上しているとの報告もある。
この数字は、ピラミッディングのポテンシャルと、FXトレードでのその重要性を如実に示していますね。
ピラミッディングとは
ピラミッディングとは
ピラミッディングとは既存の含み益ポジションに、さらに追加エントリーをする手法のことです。
ピラミッディングはFXトレード戦略の一つとして知られ、特に収益の増加を望むトレーダーに重宝される方法です。
なぜピラミッディングが重要かというと、数ある金融市場の中でFXがもっとも長くトレンドが形成しやすく、相場のトレンドが自分の予想した方向に進行している際に、短期間に更なるリターンを得ることができるからです。
それでは、簡単に具体例を挙げますね。
以下の画像をご覧ください。
まずはじめに、1ロットでエントリーし、そのポジションがプラスになってきたとします。
トレンドが引き続き好調であると判断した場合、追加で1ロットのエントリーをするのがピラミッディングの基本です。
そして、さらにトレンドが継続すれば1ロット追加エントリーする。
上図の具体例では、ひとつのトレンドで合計3ロットのポジションをもちました。
そして、3つのポジションが重複することで利益が加速的に増えることになります。
このようにピラミッディングを実施することで、ひとつトレンドの中で利益をより大きく伸ばすチャンスを掴むことができます。
『言うは易く行うは難し・・・』
説明を聞くと簡単なようですが、ピラミッディングは中上級者のポジションコントロールになります。
よって、この戦略の使用には深い知識と経験が必要になります。
適切なタイミングを見失うと、逆に大きな損失を招きかねません。
2018年の調査によれば、ピラミッディングを活用して成功しているトレーダーは全体の約30%に留まるとされています。
この数字からわかるように、ピラミッディングの効果と同時に、その難しさをも示していますね。
ピラミッディングとナンピンとの違い
ピラミッディング
- ピラミッディングは、勝ちポジション(含み益)の中でエントリーを増やしていく方法
- 市場が自分の予想通りに動いている相場に対して、さらに利益を追求するための手法
ナンピン
- ナンピンは、損失ポジション(含み損)の中でエントリーを増やしていく方法
- 追加のエントリーを行い、平均取得価格を上げる戦略(含み損の緩和)
買いの場合は、平均取得価格を上げる戦略
売りの場合は、平均取得価格を下げる戦略
ピラミッディングとは、FXトレードで勝ちポジション(含み益)の中でエントリーを増やしていく方法です。
つまり、相場が自分の予想通りに動いている相場に対して、さらに利益を追求するための手法です。
それでは、このピラミッディングが「ナンピン」とどう違うのか解説しますね。
【買いエントリー場合】
ナンピンは元々のエントリーが損失ポジションとなった場合、同じ通貨ペアで追加のエントリーを行い、平均取得価格を上げる戦略です。
例えば、USD/JPYで100円で1ロット買いエントリーしたとします。
もし、市場が99円まで下落してしまった場合、ナンピン戦略を使うトレーダーは、99円で再度1ロット追加で買いエントリーをします。
ナンピンすることで、ポジションが合成され平均取得価格を99.5円に上げることを目的としています。
そのことによって、平均取得価格をあげることにより含み損を減らすことが目的です。
ピラミッディングとナンピンの大きな違いは、前者が勝ちポジションの最中に行われるのに対して、後者は損失ポジションを回復しようとする際に行われる点です。
ピラミッディングは市場のトレンドを利用し、ナンピンは市場の逆行を期待する戦略と言えます。
主要なピラミッディング手法の種類とそれぞれの特徴
ピラミッディングは強いトレンドを味方につけ、短期間で利益を最大化するための方法です。
そんなピラミッディングですが、メジャーな手法や戦略はいくつか存在します。
ここでは、どんなピラミッディングの種類が存在するのか。
そして、それぞれの特徴は何か。
わかりやすく解説していきますね
4つのメジャーなピラミッディング手法
- スケールダウン・ピラミッディング(安全・おすすめ)
- 逆ピラミッディング(難しい)
- イコールポジション・ピラミッディング(簡単・シンプル)
- リフレクティング・ピラミッディング(利益優先方)
スケールダウン・ピラミッディング(安全・おすすめ)
スケールダウン・ピラミッディングは、もっとも安全で人気のピラミッディング手法です
【スケールダウン・ピラミッディング】
スケールダウン・ピラミッディング手法は、追加エントリーのリスクを段階的に減らしながら、全体のポジションを増やすピラミッディング手法です。
スケールダウン・ピラミッディングは、市場の動きが不確実な状況でも、リスクを適切に軽減分散しているので、安全に含み益を守りながら利益をふやすことができます。
それでは、具体例を出して解説していきますね。
最初のエントリーが1ロットであった場合、相場が予想通りの動きをして利益が確保されてきた段階で、
次のエントリーを0.5ロットや0.3ロットと、前回よりも少ないロット数で追加します。
これにより、相場が突然逆行しても損失をおさえながら、長期トレンドのチャンスを逃しません。
スケールダウン・ピラミッディング手法を採用することで、相場の急な変動に強くなり、継続的な利益追求が可能となります。
逆ピラミッディング(難しい)
逆ピラミッディングは、スケールダウン・ピラミッディング戦略とは対照的な手法になります。
【逆ピラミッディング】
逆ピラミッディング手法は、追加エントリーのリスクを段階的に増やしながら、全体のポジションを増やすピラミッディング手法です。
それでは、具体例を出して解説していきますね。
最初のエントリーが0.3ロットでのエントリー後、市場が予想通りの動きを見せた場合、次のエントリーを0.5ロットや1ロットと、前回よりも大きいロット数でエントリーしていきます。
逆ピラミッディングのメリットは、最初のエントリーのリスクを小さくし相場の動きを確認してからリスクを増やしていく点です。
しかし、デメリットは、ピラミッディング後に反転した場合、今までの含み益が急速に激減していく点です。
よって、上級トレーダー向きで初心者の方には、おすすめできません。
イコールポジション・ピラミッディング(簡単・シンプル)
イコールポジション・ピラミッディングが、もっとも分かりやすくリスク管理が簡単なピラミッディング手法になります。
【イコールポジション・ピラミッディング】
イコールポジション・ピラミッディング手法は、追加エントリーポイントで均等なポジションサイズを持続的に追加する方法です。
この戦略は市場の動きに自信がある場合や、リスクを一定に保つことを重視したいトレーダーに適しています。
イコールポジション・ピラミッディングを採用する理由は、リスクの一定化と収益の最大化の両方を追求することにあります。
それでは、具体例を出して解説していきますね。
初回のエントリーが1ロットであれば、市場が有利な方向に進行した際の次のエントリーも1ロット、その次のエントリーも1ロットで行います。
このように一定のロット数でのエントリーを繰り返すことで、リスクの管理が容易となり、同時に市場の動きを最大限利用することができます。
イコールポジション・ピラミッディングは、ポジションの追加の際に迷いや不確実性を減少させ、相場に対して一貫したアプローチをする戦略と言えますね。
リフレクティング・ピラミッディング(利益優先方)
リフレクティング・ピラミッディングは、最新のピラミッディング戦略の一つとして、近年注目を浴びている手法である。
【リフレクティング・ピラミッディング】
リフレクティング・ピラミッディングは、前半と後半を2分割して考えます。
リフレクティングとは、「反射」を意味します。
つまり、前半のピラミッディングを反射させたピラミッディングを後半行います。
前半は、スケールダウン・ピラミッディングを採用し、ポジションを増やします。
後半は、相場の動きに反してポジションを逆方向に増やすことで、リスクを分散し、収益を最大化する手法です。
リフレクティング・ピラミッディングの特徴は、一般的なピラミッディングが市場の流れを追う形でポジションを増やすのに対し、この戦略は途中から反対のアプローチをとる点に特徴がある。
【補足:リフレクティング・ピラミッディング】
上記の例は、前半リフレクティング・ピラミッディングで後半は反射。
前半がイコールポジション・ピラミッディングであれば、後半はそれを反射させる。
逆ピラミッディングも同様に考えます。
それでは、具体例を出して解説していきますね。
前半は、スケールダウン・ピラミッディングピラミッディング(他のピラミッディングでもよい)を採用し、ポジションを増やします。
例えば、1ロット>0.5ロット>0.3ロットのピラミッディングで買いポジションを持ったとします。
相場が想定通りの動きを見せた場合、
その後、-0.3ロット>-0.5ロット>-1ロットの売りポジションを段階的に追加します。
このように、リフレクティング・ピラミッディングは、市場の変動に柔軟に対応するだけではなく、リスクを効果的にコントロールし利益優先を重視した戦略であると言えます。
ピラミッディングのメリット・デメリット徹底分析
ここまでピラミッディングの種類と特徴を解説してきました。
ピラミッディングは相場の流れを最大限に利用して、収益の最大化を目指す手法でとても魅力的でしたね。
このように、ピラミッディング戦略には、注目すべきメリットがありますが、デメリットも存在します。
それでは、ここでピラミッディングのメリットとデメリットについて解説していきますね。
ピラミッディングのメリット
ピラミッディングのメリット
- 短期間での収益の増加
- 機会損失の防止(チャンスを逃さない)
- 様子見することができる
ピラミッディング戦略の最大の魅力は、短期間での収益の増加と機会損失の防止です。
ピラミッディングを上手く活用することで、短期間で収益を増やすチャンスを多く得ることができます。
正確な相場分析に基づいてポジションを増やしていくことで、トレンドの初動から終了まで利益を短期間で最大限に伸ばすことが可能になります。
また、機会損失の防止(チャンスを逃さない)という点では、相場の動きを常に監視し、チャンスを見逃すことなく、タイミングを見計らってポジションを増やします。
これにより、大きな上昇トレンドや下降トレンドをしっかりとキャッチすることができ、その結果、最大の利益を獲得することが期待できる点も大きなメリットです。
さらに、小さなポジションからピラミッディングする場合は、相場の動きをしっかりと確かめながらポジションコントロールすることもメリットのひとつと言えます。
ピラミッディングのデメリット
ピラミッディングのデメリット
- リスクの増加
- トレンドへの依存
- 精神的な負荷
- 正確なポジションコントロール
ピラミッディング戦略には確かに多くのメリットがあります、一方でデメリットも無視できません。
ピラミッディングを採用する際は、これらのデメリットを理解し、適切なリスク管理を行うことが不可欠になります。
ひとつ目は、「リスクの増加」です。
ポジションを増やしていく過程で、市場の動きが予測とは逆に進行すると、損失の規模も大きくなりやすいためです。
例えば、上昇トレンドを予測し、ピラミッディングで買いポジションを増やしていったとします。
しかし、突如として大きな下落が発生した場合、その損失は初めのポジション以上の損失になってしまします。
ふたつ目は、トレンド依存という点です。
相場の動きがレンジ相場や不確実な状況下でのピラミッディングは、利益を出すのが難しくなります。
トレンドがはっきりとしない状況では、ポジションを増やすことがリスクを増大させる可能性が高いので、相場の状況を常にチェックし、柔軟に戦略を変えることが求められます。
3つめは、精神的な負荷です。
含み益がある状態とはいえ、最初のポジションより多くのポジション量になります。
そのため、収益の増減額の幅も大きくなります。
精神的に負担がかかることで、正しい分析ができなくなり、チキン利食いの原因になったりする場合があるので注意が必要です。
最後に、正確なポジションコントロールです。
特に、初心者の方に注意して欲しい点です。
ピラミッディングは、複数のポジションを持ちます。
その際に、毎回最適なポジションサイズのロット計算をしなければいけません。
まずは、最適なポジションサイズを計算できるようにしておきましょう。
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成功するピラミッディングのステップとコツ
FXトレードでピラミッディングを成功させるためのステップは、計画的なアプローチが必要です。
ポジションの追加は、既存のポジションが利益を出している場合に限り、戦略的に行うべきです。
ピラミッディングの流れは以下のようになります。
ピラミッディングの流れ
- 初めのポジションを持つ
- そのポジションが利益を出しているか確認
- 利益が出ていれば、追加のポジションを計画的に持つ
- 必ず余剰資金で行うこと
STEP1
まず、初めにポジションを持ちます。
STEP2
そのポジションが利益が出ているか確認します。
その際、「資金に対して2%以上の含み益があること」などルール設定するとよいでしょう。
STEP3
利益が出ていれば、ピラミッディングを計画的に行います。
ここで紹介したピラミッディングで自分の性格に合った手法を選択してください。
おすすめは、「イコールポジション・ピラミッディング」と「スケールダウン・ピラミッディング」です。
STEP4
必ず、余剰資金で行うようにしましょう。
デメリットでもお伝えしていますが、ピラミッディングを行うことで損失額も大きくなります。
資金に見合わないロットでピラミッディングを行うと破産する原因になるので、十分に注意してください。
ピラミッディングの絶妙なエントリー方法とタイミング
いつ、どのタイミングでエントリーするべきのか。
ピラミッディングを成功させるうえで、エントリーのタイミングは非常に重要です。
そこで、エントリーのタイミングを4つ紹介します。
4つのピラミッディングエントリーとタイミング
- ローソク足の反転サイン
- インジゲーター(オシレーター)のサイン
- 高値安値のブレイク
- ご自身の手法のサイン点灯
それでは、ひとつずつ分かりやすく解説しますね。
ピラミッディングエントリー①|ローソク足の反転サイン
トレンド方向に、ローソク足の反転サインが確認できたら追加でエントリーしていきます。
この方法が、もっとも最速で正確なエントリー方法になります。
ローソク足の反転サインは、以下の5つを推奨します。
- ピンバー
- インサイドバー
- アウトサイドバー
- エンゴルフィンバー
- 2バーリバーサル
トレンド方向の押し戻りで上記を確認できれば、追加エントリーを検討します。
以下のチャートをご覧ください。
押し目のローソク足の反転サインは、すべて推奨サインですね。
ローソク足の反転サインは非常に精度が高いのでおすすめです。
ローソク足の反転サインについては、
【ローソク足のプライスアクション手法を極める|FX最強シグナル一覧|保存版】
でわかりやすく解説しています。
ピラミッディングエントリー②|インジゲーター(オシレーター)のサイン
インジゲーターを利用すると、ピラミッディングの追加エントリーのタイミングは計り易いです。
タイミングの計り方がわからない初心者の方にはおすすめです。
例えば、上昇トレンドに上手く乗れた場合は、インジゲーター(オシレーター系)が売られ過ぎになったタイミングでエントリーします。
強い下降トレンドの場合は、インジゲーター(オシレーター系)が変われ過ぎになったタイミングでエントリーします。
それでは、以下のチャートをご覧ください。
RCIを利用したピラミッディングです。
RCIの-80%を下回ったタイミングでエントリーすることで、最適なタイミングでピラミッディングをすることができます。
他にも、オシレーター系であればRCIやストキャスティクスなども利用することができます。
RCIの使い方ついては、
【RCI3本手法!使い方とシグナルの基本的な見方をマスターし高確率にする】
でわかりやすく解説しています。
ピラミッディングエントリー③|高値安値のブレイク
高値安値のブレイクも、ピラミッディングの追加エントリーのタイミングを計りやすいです。
また、高値安値ブレイクは、エントリーポイントも明確なこともあり分かりやすいです。
タイミングや明確な根拠が分かりやすいことから、こちらも初心者の方にはおすすめです。
それでは、実際のチャートで確認していきましょう。
上昇トレンドを確認できたら、直近高値をブレイクしたらピラミッディングの追加エントリーをしていきます。
いつどのタイミングでエントリーをすればよいかが明確ですね。
ただし、高値つかみ安値つかみになる場合があるので、リスク管理を行う必要があります。
そして、正確な高値と安値の分析も必要とされます。
高値安値の分析方法は
【FXで迷わず高値・安値を定義付けする方法!スイングハイ・スイングロー】
でわかりやすく解説しています。
ピラミッディングエントリー④|ご自身の手法のサイン点灯
今まで、いくつかピラミッディングのエントリーサインやタイミングを紹介してきましたが、
『ご自身の手法のサイン点灯』が、
もっとも納得のいくエントリータイミングです。
ご自身の手法や愛用されているサインツールのサイン点灯が確認できれば、ピラミッディング戦略で積極的に攻めていきます。
ただし、注意が必要です。
今まで何度も解説してきましたが、ピラミッディングは今後も伸びる強いトレンドを確認した時のみ採用する手法ですのでお忘れなく。
ピラミッディングで最大限利益を追求できるエグジット方法
ピラミッディングで最大限利益を追求できるエグジット方法は
『トレーリングストップ』
です。
そもそも、ピラミッディングで追加エントリーしているということは、強いトレンドに乗れている場合が想定できます。
そのような、場合は『トレーリングストップ』が最適なエグジット方法になります。
それでは、具体的にトレーリングストップはどのような手順で行うのか解説しますね。
手順は以下の通りです。
トレーリングストップの手順(買いの場合)
- ピラミッディングの追加エントリーをする
- 直近高値をブレイクする
- 逆指値を直近安値に移動する
- 1~3の繰り返し
- 価格が逆行したら逆指値で自動決済
さきほど解説した、『ピラミッディングエントリー③|高値安値のブレイク』を例にトレーリングストップを解説します。
『ピラミッディングエントリー③|高値安値のブレイク』でエントリーした場合は、
①ピラミッディングの追加エントリーをする
②直近高値をブレイクする
が同時ですので、エントリーをしたら、逆指値を直近安値に移動していきます。
それでは、実際のチャートで確認してみましょう。
以下のチャートをご覧ください。
①をご覧ください。
直近高値をレートがブレイクしたので、直近安値に逆指値注文(決済)を上図の位置(直近安値)へ移動します。
②をご覧ください。
ピラミッディングで追加エントリーと同時に直近高値をブレイクしました。
エントリーと同じタイミングで、上図のように直近安値へさらに逆指値を移動します。
③をご覧ください。
今までと同様に、直近高値をレートがブレイクしたので、逆指値を直近安値へ移動します。
④をご覧ください。
こちらも直近高値をレートがブレイクしたので、逆指値を直近安値へ移動します。
このようにトレーリングストップは、トレンドに追随して利確ラインを徐々に上げていく決済手法になので利益を最大限追求できます。
また、ピラミッディングは、逆行すると大きな損失を被ることになるので、『トレーリングストップ』が最適なエグジットと言えます。
まとめ:ピラミッディングを上手に利用して、FXトレードを次のレベルへ
今まで解説してきたように、FXトレードにおいて『ピラミッディング』は、大きな利益を追求することができる投資戦略のひとつです。
しかし、ピラミッディングを運用できるようなレベルに到達している投資家は、すでに相場を熟知しています。
つまり、『ピラミッディング』を運用するためには、上記のレベルまで、自分の知識とスキルと経験を引き上げていかなければいけません。
最後にピラミッディングに必要な知識とスキルをまとめておきます。
ピラミッディングに必要な知識とスキル
- トレンド把握|強いトレンドの抽出方法
- 正しい資金管理、ロット計算方法
- 押し・戻りのエントリーテクニック
まずは、上記の3つを徹底的に学んでください。
これだけで、今までと違う成績になっているはずです。
この記事があなたの『ピラミッディングスキル』の向上のお役に立てれば幸いです。
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