- エリオット波動って本当に使えるの?
- エリオット波動分析が上手くできない.。
- エリオット波動を利用して損切りばかり・・・
エリオット波動が使えなくて悩んでいる方は、あなただけではありません。
実際に、私もエリオット波動を使いこなせなくて悩んだトレーダーの一人です。
だからこそ、あなたのお気持ちがよく分かります。
エリオット波動には、正しいカウント方法や複数のパターンや複雑な形状が存在します。
そして、裁量部分が非常に多いです。
そこで、多くのトレーダーがエリオット波動に疑問を持ってしまうのも事実です。
ですので、この記事では、
- エリオット波動の正しい知識
- エリオット波動が使えないと勘違いされるポイント
- エリオット波動をトレードに活用する方法
- エリオット波動より簡単で効果的な手法
エリオット波動が使えないと勘違いされるポイントを理解することで、パッとに悩みが晴れます。
また、この記事を理解することで、
エリオット波動に苦手意識を持たれている方でも、推進5波、修正3波が強い武器になります。
そのことによって、あなただけの鉄板エントリーを見つけることができます。
この記事が、あなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。
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目次
エリオット波動とは?エリオット波動を正しく理解する
まずはじめに、エリオット波動とは何なのか?について以下3つのポイントを解説します。
- エリオット波動とは?
- エリオット波動は5つの推進波と3つの調整波で構成
- エリオット波動の原案は相場師ではない
エリオット波動を使いこなすステップへ進む前に、エリオット波動とは何なのか基本をおさらいしましょう。
エリオット波動とは?
エリオット波動とは、外国為替や株式などの金融市場におけるテクニカル分析に広く用いられる理論です。
市場のトレンドは、一定の規則性を持った波形を描いて動くというのが、エリオット波動の大まかな考え方になります。
トレンドは、どういった形で進行するのか、そして今のトレンド相場の段階にいるのかを考えられるのがエリオット波動です。
エリオット波動は5つの推進波と3つの調整波で構成
エリオット波動では、5つの推進波と3つの調整波でトレンドを考えます。
エリオット波動の基本的な形を図解すると以下の通りです。
エリオット波動は、波を描いてトレンドを捉えますが、波の数え方には基本ルールがあります。
以下のように、推進5波に対して、エリオット波動では
「これが確認できなかったら波としてカウントできない」
という3つルールが定義されています。
エリオット波動の基本的なカウントルール
- 推進2波は推進1波の安値を下回らない。
- 推進3波は推進1波・推進5波と比べて最も短くはならない。
- 推進4波は推進1波を下回らない。
まずは、基本のカウントルールから間違っている方もいるかもしれませんので、ここでおさらいしておいてくださいね。
エリオット波動の原案は相場師ではない
エリオット波動は、相場師ではなくアメリカの会計士、R.N.エリオットによって1930年代に提唱されました。
エリオットは、市場の動きには一定のリズムやパターンがあると考えました。
具体的には、5つの波で上昇し、3つの波で下降する、合計8つの波の繰り返しで、市場は動いているという考え方が現代のエリオット波動のベースとなっています。
エリオットは人々の感情や心理が市場の動きに大きな影響を与えることに基づき、市場の波はそれらの大衆心理によって形成されると考えていました。
FXでエリオット波動は何故使えないとされるのか?
さて、本当にFXでエリオット波動は使えないのでしょうか?
結論から申し上げると、FXでエリオット波動は使えないといったことはありません。
ここでは、具体的にFXでエリオット波動が使えない意見がある理由と間違いについて以下3つを解説します。
【エリオット波動が使えない理由と間違い】
- トレンド方向に対して推進波をカウントしていない
- 現代のエリオット波動には複数のパターンがある
- 波のカウントが大衆の意識するポイントと異なる
初歩的な間違いや、知っている情報が古いといったことが、FXでエリオット波動が使えない原因になる場合は多いです。
トレンド方向に対して推進波をカウントしていない
FXでエリオット波動が使えない原因として、トレンド方向に対して推進波をカウントしていない可能性があります。
エリオット波動における推進波とは、トレンド方向に対して5波、トレンド方向に対して逆行する方向は調整3波とカウントしましょう。
以下のチャートをご覧ください。
例えば、明確に下降トレンドが見られていれば、価格の上昇は下降トレンドに対する逆行になるので調整3波でカウントします。
逆に、価格が下落すれば、下降トレンドの推進波として5つの波を数えましょう。
常に、価格が上がる方向に対して推進5波をカウントしてしまい、3度目の高値更新をせず、価格が下落→エリオット波動が使えないと考えるのはよくある間違いです。
現代のエリオット波動には複数のパターンがある(エクステンション)
エリオット波動は、先にご紹介した、推進5波がトレンド方向に対して動き、調整3波で逆行が終了するといった教科書通りの展開だけではありません。
複数のイレギュラーパターンや複雑なパターンなどあります。
ここでは、複数のパターンの中でも波のエクステンションを紹介します。
エリオット波動では、波動の一部である小さな波(副次波)が通常サイズの波と同じくらい大きくなることがあります。
特に、3番目の波(3波)が最も延長しやすく、次いで5番目の波(5波)も延長しやすいですが、1番目の波(1波)が延長することは珍しいですが稀に延長します。
それでは、以下の画像をご覧ください。
3波が延長すると、その中の副次波もしばしば延長し、3波は1波の3倍近くになることもあります。
延長した波動は常にインパルス波動になり、大きな波動の中では、5波の中の副次波(小さな波)の3波と5波が両方延長することもあります。
1番目の波(1波)が延長することは珍しいですが稀に延長します。
この現象を正確に把握するためには、波動の観察とナンバリングが重要です。
このナンバリングを間違えることでエリオット波動が使えないと勘違いされます。
エリオット波動には、波のエクステンションの他にも複雑なパターンがあります。
そのパターンを学びなおすことで、エリオット波動の勘違いを修正することができます。
波のカウントが大衆の意識するポイントと異なる
波を数えている価格が大衆の意識するポイントが異なることが、FXでエリオット波動が使えないと考えてしまう原因にもなります。
なぜなら、相場では自らが重要だと考えている価格より、大衆が重要だと思っている価格が重要だからです。
例えば、自分が「ここで推進2波が終わり、推進3波が始まる」と考えていた安値の価格も、大衆が見ていた価格より何pipsも高かったといった間違いが挙げられます。
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エリオット波動を活用しつつトレードに生かす方法
今までの解説のように、教科書通りのエリオット波動だけでは、実際のFXでは使えません。
そして、エリオット波動の複数のパターン認識も必要です。
『だから使えない・・・』
と嘆く方もいらっしゃるかもしれませんね。
しかし、エリオット波動を活用しつつ誰でもトレードに生かす具体的な方法はあります。
- フィボナッチを使いこなす
- 優位性のある推進3波を狙う
- エリオット波動だけでなく基本のスキルを磨く
ここでは、エリオット波動が使えない方向けに活用例と基本的な考え方をご紹介します。
フィボナッチを使いこなす
実際の相場では、波を数えるだけでエリオット波動を使いこなすのは難しいでしょう。
エリオット波動は、【波のカウントを数える定義】だけでなく、フィボナッチツールを使ったセオリーがあります。
フィボナッチツールを使ったエリオット波動の考え方は広くしられているため、大衆が意識しやすい価格を割り出すことができます。
一般的に知られているエリオット波動とフィボナッチツールの使い方としては「各波の終点をフィボナッチリトレースメントで割り出す」使い方が挙げられます。
エリオット波動とフィボナッチの関係
- 推進2波のセオリー:推進2波は推進1波の値幅に対して38.2%・61.8%の戻りになりやすい
- 推進4波のセオリー:推進4波は推進3波の値幅に対して38.2%・50.0%の戻りになりやすい
- 調整A波のセオリー:調整A波は推進5波の値幅に対して38.2%・50.0%・61.8%の戻りになりやすい
- 調整B波のセオリー:調整B波は調整A波の値幅に対して38.2%・50.0%・61.8%・78.2%の戻りになりやすい
推進2波のセオリー
推進2波は推進1波の値幅に対して38.2%・61.8%の戻りになりやすいです。
この特徴から推進1波と推進2波を暫定的にカウントすることができます。
推進4波のセオリー
推進4波は推進3波の値幅に対して38.2%・50.0%の戻りになりやすいです。
この特徴を活かして、推進3波と推進4波を見つけることができます。
調整A波のセオリー
調整A波は推進5波の値幅に対して38.2%・50.0%・61.8%の戻りになりやすいです。
この特徴を活かして、推進5波と調整A波を暫定的に特定することができます。
調整B波のセオリー
調整B波は調整A波の値幅に対して38.2%・50.0%・61.8%・78.2%の戻りになりやすいです。
この特徴を活かして、調整B波を特定することができます。
このようにフィボナッチリトレースメントを利用して、それぞれの波を特定することでしっかりと間違えずにエリオット波動をカウントすることができます。
エリオット波動とフィボナッチリトレースメントを組み合わせるだけでも、波のカウントの精度を上げたり、リスクリワードの悪い価格でエントリーを避けることができます。
また、フィボナッチツールを取り入れた代表的なトレード手法についても「ディナポリ手法③世界中が注目するフィボナッチ黄金比率の最強バリア」でご紹介しています。
優位性のある推進3波を狙う
エリオット波動を使って、全ての波を数えて、全ての波を取引する必要はありません。
わかりやすい優位性の高い推進3波だけを狙うのも良いでしょう。
なぜなら、推進3波はトレンド方向に対して、特に大きな値幅が動きやすいからです。
推進3波は、エリオット波動のルールにもある通り、推進1波・推進5波と比べて短くはなりません。
つまり、他の推進波より推進3波は、トレンド方向に対して、大きく値幅を狙いやすい特徴があります。
エリオット波動における推進3波を狙った取引方法としては「FXのトレンドフォロー手法で最も勝率の高い第3波の狙い方」を参考にしてみましょう。
エリオット波動だけでなく基本のスキルを磨く
エリオット波動だけでなく、基本的なスキルを磨くことも重要になります。
なぜなら、エリオット波動は理論であり、具体的な手法やリスク管理ではないからです。
例えば、エリオット波動を使いこなすには、トレンドの見極めができなければ、推進波と調整波を判別できません。
また、波をカウントを間違え、想定外の展開で適切な損切りも必要になります。
リスク管理や基本的なテクニカル分析など、エリオット波動以外のスキルも磨きましょう。
エリオット波動より使い勝手がよいおすすめ手法
投資の世界において、エリオット波動は長らく人気の分析手法とされてきました。
しかし、エリオット波動分析が使えなくて悩んでいる方が多いのも事実です。
なぜ、悩む方が多いのか?
それは、裁量部分が多いからです。
そのため、トレーダーによって答えが多数存在し、自分の分析が正しいのか間違っているのか分からなくなるため不安になってしまいます。
しかし、ハーモニックパターンやディナポリ手法などは、
裁量部分がほとんどなく、パターンやフィボナッチ数列が決まっています。
そのことにより使い勝手の良い手法として注目を集めています。
それでは、これらの手法がエリオット波動よりもなぜ優れているのでしょうか解説していきますね。
ハーモニックパターン手法
まず、ハーモニックパターンです。
この手法は、フィボナッチ比率を利用して、価格パターンを特定します。
これにより、マーケットサイクルの変動をより正確に捉えることができます。
技術分析において、精度の高い予測はトレーダーにとって重要ですが、ハーモニックパターンはこの点で非常に有効です。
さらに、損切りポイントも明確でリスク管理としても優れています。
そして、エリオット波動と決定的に違う点は、裁量がほぼなく、パターンや波をとらえるフィボナッチ比率が決まっていることです。
ディナポリ手法
次に、ディナポリ手法について見てみましょう。
この手法はトレーディング戦略を構築する際、投資判断の精度を高めるのに役立ちます。
相場予測において、フィボナッチ比率やボラティリティ、トレンド分析を組み合わせることで、エリオット波動よりも
明確かつ現実的なアプローチを可能にしています。
覚えることがほとんどなく、パターンの答えが存在しているのでエリオット波動のように迷いがほとんどありません。
結論として、エリオット波動が使えないわけではありませんが、ハーモニックパターンやディナポリ手法の方が、より明確で、より簡単です。
よって、エリオット波動よりも現代の市場環境に適応しやすいと考えています。
3人のプロトレーダーに教わり劇的に成長しました。
そして、3人のプロトレーダーには驚くほど共通点がありました。
勝てるようになったすべてを詰め込んだ特典サイト!
(※超便利なFXツール付き)
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まとめ:エリオット波動「使えない」説の真相と実践的なアプローチ
エリオット波動は、相場のトレンドがどの段階にあるのか見極められる有名な理論です。
しかし、ジグザグに動く相場の波をカウントするのは難しく、全ての人が同じ波のカウントをするとは限りません。
そこで、エリオット波動の定義だけでなく、フィボナッチを使ったセオリーや、伸びやすい推進3波を狙うといったテクニックをご紹介しました。
正しく波をカウントするのではなく、取引に使える波をみつけることが重要です。
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