
『テキストとテキストラベルの違いが分からない。』
『日本語の表示方法が分からない。』
『正しく日本語記入ができない。』
MT4には、便利機能のひとつに、チャート上に直接テキストを書き込む事が出来るツール【テキスト】と【テキストラベル】が装備されています。
使い方は非常にシンプルですが、テキストとテキストラベルの違いが分からなかったり、上手く日本語表記ができなかったりと、少し分かりずらい点があります。
今回は、
・テキストとテキストラベルの違いと使用方法
・テキストの使い方
・テキストラベルの使い方
・日本語が表記できない時の対処法
を解説していきます。
テキストとテキストラベルの使い方をマスターすると、チャート分析にコメントを張り付けワンランク上のMT4の使い方ができるようになります。
目次
MT4テキストとテキストラベルの機能と使用目的の違い
どちらもテキストも直接チャートに書き込むツールになりますが、一体テキストとテキストラベルは何が違うのか?
どんな時にどう使い分けるのか?解説していきますね。
まずはこちらの画像をご覧ください。

中央の青枠『戻り売り|レジスタンス』⇒テキスト
右上の赤枠『4時間足ダイバージェンス 売り戦略』⇒テキストラベル
で記入されています。
どちらのコメントも同じように見えますよね。でも機能も使用目的も少し違うんです。
テキストとテキストラベルの違いは非常に簡単!
それではさっそく解説しますね。
テキストとテキストラベルの機能の違い
テキストの機能
時間の経過とともに移動するコメント
テキストラベルの機能
時間が経過してもチャート上に固定されるコメント
ね!簡単でしょ。
画像で時間をスクロールしたチャートを比較してみましょう。

違いが分かってきましたね。違いは時間とともに移動するコメントか固定されるコメントかの違い。それだけです。
それでは次に使用目的の違いについて解説していきますね。
テキストとテキストラベルの使用目的の違い
テキストの使用目的
テキストは時間経過とともにチャートのローソク足とともに移動していきます。
ですので、基本的にはトレード計画のコメントを記入するとよいです。
上図のように『戻り売りポイント』『重要レジスタンス』など。
他にも『エントリーライン』『エグジットライン』など書き込んでもビジュアル的に分かりやすくミスしなくなりますね。
テキストラベルの使用目的
テキストラベルは時間が経過してもチャート上に固定されるコメントでしたね。
ですので、そのチャートがどのような意味を持つチャートなのか?トレード環境や戦略など記入するとよいです。
上手では『4時間足ダイバージェンス 売り戦略』と1時間チャートに記入してあります。
『4時間足上昇トレンド|買いのみ』『4時間足レジスタンス付近|注意』『4時間足トレンド転換?』など、
上位時間の相場分析やトレンド状況、トレード戦略などを記入するとテキストラベルは非常に使えます。
MT4テキストの使い方手順
テキストはMT4チャートのツールバーのテキストアイコンをクリック ⇒ チャート上で記入したいポイントで左クリック
もしくは、MT4メニューバーより【挿入】⇒【テキスト】⇒ チャート上で記入したいポイントで左クリック

チャート上のテキストを記入したいポイントで左クリックすると、Textの設定画面が表示されます。
【全般】を選択
①名前 テキストの名前
②テキスト 表示させたいコメントを書く
③フォント 表示させたい文字のフォントを選択できる
④文字の大きさを選択できる
⑤文字の色を選択することができる
(背景として表示に☑をいれるとコメント表示が最背面になります。つまりローソク足の後ろに隠れて表示されます。)

【パラメーター】を選択
⑥時間 表示したい年月日と時間
⑦価格 表示したい価格
⑧角度 表示させたい文字の角度を調整

パラメーターは特に設定する必要はありません。
下図のようにチャート上で、テキストのコメントをダブルクリックすると四角でコメントが囲まれます。
その状態で左クリックでドラック&ドロップで表示位置を簡単に変更できるからです。

以上がMT4テキストの使い方手順の解説でした。
それでは、次はMT4テキストラベルの使い方手順の解説です。
MT4テキストラベルの使い方手順
使い方はラベルのときとほぼ同様です。
テキストラベルはMT4チャートのツールバーのテキストアイコンをクリック ⇒ チャート上で記入したいポイントで左クリック
もしくは、MT4メニューバーより【挿入】⇒【テキストラベル】⇒ チャート上で記入したいポイントで左クリック

【全般】を選択
①名前 テキストの名前
②テキスト 表示させたいコメントを書く
③フォント 表示させたい文字のフォントを選択できる
④文字の大きさを選択できる
⑤文字の色を選択することができる
(背景として表示に☑をいれるとコメント表示が最背面になります。つまりローソク足の後ろに隠れて表示されます。)

【パラメーター】を選択
以下に解説をしますが、テキスト同様テキストラベルの場合もパラメーターは特に設定する必要はありません。
テキストの解説でも説明していますが、テキストラベルのコメントをダブルクリックすると四角でコメントが囲まれます。
その状態で左クリックでドラック&ドロップで表示位置を簡単に変更できるからです。(テキストパラメーターの解説図を参照してください。)
⑥アンカー 表示させてい起点となるコーナー
⑦X-距離 指定したアンカーを起点にどれくらいのX軸(横軸)の距離にコメントを表示させるか
Y-距離 指定したアンカーを起点にどれくらいのY軸(縦軸)の距離にコメントを表示させるか
⑧角度 表示させたい文字の角度を調整

以上、MT4テキストとテキストラベルの使い方手順でした。
最後に、よく問い合わせのあるテキストに日本語が表示できないときの対処法について解説していきますね。
MT4テキストやテキストラベルで日本語が表示できない時の対処法
最後にMT4テキストやテキストラベルの日本語表記が上手く表示できないというご質問を頂くので、こちらで解説しておきたいと思います。
まずは、こちらの画像をご覧ください。

ひとつは文字化けして、日本語表記できていない状態です。もうひとつは『エントリー』と表記されているが、縦表示が横向きになっておかしく表示されている状態です。
解決法は非常に簡単!!
フォント選択で一発解決!!!
多くの方がテキストやテキストラベルの日本語を表示できないと困ってしまう理由は、ちゃんとした日本語表記がされるフォントが非常に限られているという点です。
このフォントを見つけることができなければ、
『MT4テキストは日本語入力が無理なんだ』って思っちゃいますよね。
それでは、解決方法の解説をしていきます。
下図をご覧ください。

MT4テキスト、またはテキストラベルの設定画面【全般】⇒【フォント】でフォントを選択することができます。
中段よりやや下辺りの『HGPゴシックE』~『HG明朝E』まで画像の四角で囲っているフォントは全て上手く日本語表記してくれます。
日本語表記できずに悩んでた方はこれでスッキリされると思います。
まとめ
⇒ブックマーク!【MT4の使い方!永久保存版|たった1記事で初心者でも完全理解!】
で、すべて解説していますので、参考にしてください。
MT4のテキストやテキストラベルの使い方や使用目的の違いを意外とご存知ではない方が多いような気がします。
あるセミナーで、日本語表記ができないと悩まれているトレーダーさんがたくさんいたのには驚きでした。
日本語表記できるフォントを教えてあげただけで皆さんに喜んで頂けたのはちょっぴり嬉しかったです。
もしご存知でない方がいたら、是非その方にMT4テキストとテキストラベルの使い方を教えてあげて下さいね。
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