
「MT4のチャートに日本語のメモを入れたいのに、文字化けしてしまう」
「テキストとテキストラベルは、どちらを使えばいいの?」
そんなときは、文字のフォントと、メモを固定する場所を分けて確認すると分かりやすいですよ。
日本語が文字化けする場合は、まず日本語対応フォントを選び、横書きなら先頭に「@」がないフォントと角度0を確認しましょう。
文字の入力はできているのに読めない場合と、入力そのものができない場合では、確認する箇所が違います。
ここでは、Windows PC版MT4の標準機能を使った文字の追加・編集・削除と、日本語が表示されないときの確認手順を解説します。
掲載画像は以前のMT4の画面です。
お使いのバージョンやPC環境によって、項目名・配置・選べるフォントが異なる場合があります。
MT4のテキストとテキストラベルの違い
ローソク足や価格にメモを付けるなら「テキスト」、画面の隅に戦略を残すなら「テキストラベル」を使います。
| 比較項目 | テキスト | テキストラベル |
|---|---|---|
| 位置の基準 | チャート上の日時と価格 | チャート画面のコーナーと、そこからの距離 |
| チャートをスクロールしたとき | 対応する日時・価格と一緒に画面上の位置が変わる | 画面の基準位置に残る |
| 向いているメモ | 戻り売り候補、抵抗帯、エントリーした理由 | 上位足の方向、今日の戦略、見送り条件 |
同じ文字でも、何に位置を合わせるかが違うんですね。
まずはこちらの画像をご覧ください。
中央の青枠「戻り売り|レジスタンス」は、テキストで記入しています。
右上の赤枠「4時間足ダイバージェンス 売り戦略」は、テキストラベルです。
次の画像は、チャートをスクロールしたときの違いです。
テキストはチャート上の日時・価格に結び付いているため、スクロールや表示範囲の変更に合わせて画面上の位置が変わります。
単に時計の時間が進むと動く、という意味ではありません。
テキストラベルは画面のコーナーを基準にするため、チャートをスクロールしても同じ場所で確認できます。
参考:MetaQuotes公式ヘルプ「Graphical Objects」
分析メモは「その場所の理由」と「全体の方針」で使い分ける
テキストには「戻り売り候補」「重要なレジスタンス」「ここを超えたら見送り」など、その価格付近で確認したいことを書きます。
テキストラベルには「4時間足は上昇中」「買いの形を待つ」「抵抗帯が近いため慎重に」など、チャート全体の方針を残すと便利です。
相場の状況が変わったら、古いメモも見直してくださいね。
MT4チャートにテキストを入力する方法
① テキストを選び、チャートをクリックする
MT4のメニューで【挿入】→【テキスト】を選び、メモを置きたいチャート上の位置をクリックします。
ツールバーにテキストのアイコンが表示されている場合は、そこからも選べます。
設定画面が自動で開かない場合は、配置した文字を選択して右クリックし、プロパティを開いてください。
作成直後に設定画面が開くかどうかは、MT4のオブジェクト設定によって変わります。
② 全般で文字・フォント・大きさ・色を設定する
【全般】では、以下の項目を確認します。
【全般】
① 名前:あとで一覧から探すためのオブジェクト名
② テキスト:チャートに表示したいメモの内容
③ フォント:文字の書体
④ サイズ:文字の大きさ
⑤ 色:背景と区別しやすい文字色
チャートに表示する文章は「名前」ではなく「テキスト」欄に入力します。
日本語の文字化けがある場合は、【フォント】を日本語対応のものに変更してください。
「背景として表示」を有効にするとチャートの背面側に描画されるため、重なって読みにくい場合は設定を確認しましょう。
③ パラメーターで日時・価格・角度を確認する
【パラメーター】
⑥ 時間:メモを置く日時
⑦ 価格:メモを置く価格
⑧ 角度:文字の傾き
通常の横書きメモなら、角度は0を基準に確認します。
位置を大まかに決めるだけなら、配置後にドラッグして調整できます。
日時や価格を正確に合わせたいときは、パラメーターで数値を指定すると便利です。
文字をダブルクリックして選択し、枠が出た状態でドラッグすると移動できます。
「シングルクリックで選択」が有効な環境では、1回のクリックで選択します。
設定を終えたら【OK】を押し、文字と位置を確認してください。
テキストラベルを画面に固定する方法
① テキストラベルを追加する
メニューの【挿入】→【テキストラベル】を選び、チャート上をクリックします。
ツールバーから操作するときは、テキストではなくテキストラベルのアイコンを選んでください。
② 全般で表示するメモを入力する
【全般】の設定は、テキストとほぼ共通です。
【全般】
① 名前:ラベルを識別する名前
② テキスト:表示する戦略や確認事項
③ フォント:日本語が読める書体
④ サイズ:読みやすい文字の大きさ
⑤ 色:チャートの背景と重ならない文字色
たとえば「4時間足は上昇中/押し目の形を待つ」のように、あとから見ても意図が分かるメモにしましょう。
③ アンカーとX・Y距離で位置を調整する
掲載画像の【パラメーター】では、次の項目で位置を設定します。
【パラメーター】
⑥ アンカー:基準にする画面のコーナー
⑦ X-距離・Y-距離:基準のコーナーから文字までの横方向・縦方向の距離
⑧ 角度:文字の傾き
X・Y距離は価格やpipsではなく、画面上の距離(ピクセル)です。
まずは文字を選択してドラッグで位置を整え、細かく合わせたいときに数値を調整すれば大丈夫です。
画面サイズを変えたときに文字が見切れたら、アンカーと距離を見直してください。
日本語が文字化けする・横倒しになるときの対処法
次の画像は、日本語が正常に読めない表示例です。
文字化けと、文字の向きが意図せず変わる問題は、分けて確認しましょう。
① 日本語対応のフォントへ変更する
テキストまたはテキストラベルのプロパティを開き、【全般】→【フォント】を確認します。
一覧にあれば、MS ゴシック・MS Pゴシック・メイリオなど、日本語対応フォントを試してください。
選択できるフォントは、Windowsに入っているフォントや実行環境によって異なります。
上の画像は、当時のPCでHG系フォントを選んでいる例です。
画像と同じフォントが見つからなくても、同じものを用意する必要はありません。
手元の環境で日本語対応フォントを選び、「エントリー」「見送り」など短い文字で表示を確かめましょう。
フォントを変えても直らない場合は、入力内容そのものが崩れていないかも確認してください。
② 横倒しになる場合は「@」と角度を確認する
フォント名の先頭に「@」が付いているものは、縦書き向けのフォントです。
横書きで表示したい場合は、先頭に「@」がないフォントを選び、【パラメーター】の角度も0に戻して確認します。
フォントの向きと、オブジェクトの回転角度を両方確認するのがポイントです。
③ 日本語を入力できない場合と、表示できない場合を分ける
| 症状 | 先に確認すること |
|---|---|
| 文字は入力できるが、□などになって読めない | 日本語対応フォントを選び直す |
| 文字が横倒し・意図しない向きになる | @なしのフォントと角度0を確認する |
| 日本語そのものを入力できない | Windowsの日本語IMEが有効か、他のアプリでは入力できるかを確認する |
| 文字が見えない | 文字色・サイズ・配置位置・表示する時間足を確認する |
| MT4のメニューを日本語にしたい | 文字のフォントとは別に、【表示】→【言語】で日本語を選ぶ |
メニュー言語を変更して再起動を求められた場合は、作業状態を確認してから案内に従ってください。
メニューの日本語化と、チャートに置く文字の日本語表示は別の設定です。
Macの互換環境などで利用している場合は、Windows版とフォント環境が異なるため、提供元の案内も確認してください。
追加した文字を編集・移動・削除する方法
文字を選択できない、画面外に出てしまった、という場合は【Ctrl+B】のオブジェクト一覧が便利です。
対象のテキストまたはラベルを選び、プロパティから内容や位置を編集できます。
| やりたいこと | 操作の目安 |
|---|---|
| 文字の内容・色・大きさを変える | 文字を選択して右クリック→プロパティ→全般 |
| 表示位置を動かす | 選択した文字をドラッグ、またはパラメーターで調整 |
| 文字が見当たらない | Ctrl+Bで一覧を開き、対象の位置や表示設定を確認 |
| 不要なメモを消す | Ctrl+Bで対象だけを選んで削除 |
削除するときは、他のラインや分析メモまでまとめて選んでいないか確認してくださいね。
時間足を切り替えると消える場合は、プロパティの【表示選択】で、その時間足が表示対象になっているか確認します。
まとめ|分析の理由が残るチャートにしよう
テキストとテキストラベルは、使い分けを知るとチャート分析のメモに役立ちます。
以前のセミナーでも、日本語表示ができずに悩んでいる方がいらっしゃいました。
フォントの選び方をお伝えして喜んでいただけたことは、私にとっても嬉しい経験です。
まずはチャートに「なぜここに注目したか」を一言、残してみてください。
後から見返したとき、値動きだけでなく、自分の判断も振り返りやすくなりますよ。
そのほかの基本操作は、MT4の使い方ガイドにまとめています。




















