『トレードノートの正しい書き方を知りたい』
『トレードノートの記録が続かない・・・』
そんな方は、是非、この記事を一読ください。
トレードノートを書くことで、あなたのFXレベルは間違いなく向上します!
しかし、目的意識をもたないまま、ただ何となく記録していてはただの時間の消費に終わってしまいます。
ですので、この記事では、
- 正しいトレードノートの書き方
- 手間暇かけずにトレードノートを記入する無料ツール
- トレードノートの必須入力項目
- トレードノートの注意点
を解説しています。
この記事を読むことで、明日からトレードノートに向き合う姿勢が変わります。
そのことによって、あなたの手法に磨きがかかり、勝率や利益率の向上につながっていきます!
この記事が、あなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。
目次
最短でトレードレベルを上げるためにトレードノートを習慣化しよう
FXの目的は、もちろん「勝つ」ことですよね。
知識や経験をもとに、目の前にある生きた情報を分析して、勝つための判断を下します。
もちろん、勝つ確率を上げるには実際のトレード経験が不可欠ですが、それを十分に活かすためにはそれなりの工夫が必要です。
それこそが『トレードノート』です!
ここで紹介するトレードノートの書き方は、勝つための思考力と判断力を養う最良のアイテムになります!
グングン成長するFXトレードノートの書き方
トレードノートで成長する理由
さっそく、『グングン成長するFXトレードノートの書き方』を解説していきますね!
FXに限らず、勝負事で強くなるためには鉄則があります。
それは、きちんと反省するタイミングを持つことです。
間違えたり、うまくいかなかったときのことを分析して学んでおくわけです。
FXのトレーディングにはトレーダーの性格がはっきり出ます。
似たような条件の相場で、同じように負けてしまうパターンに思い当たるビギナートレーダーは多いのではないでしょうか?
それは、 意識していないと、あなたの性格に応じた負け方を繰り返してしまうからです。
このような悪い癖を「見える化」するには、トレードノートが役に立ちます。
トレードノートの書き方とまとめ方
トレードノートは、特に、負けトレードについて、情報密度を高めて記録しておくことを強くオススメします。
強くオススメします!
強くです!
この場合は手書きの文字やスケッチだけでなく、分析用の情報も残しておきましょう!
まず、最もシンプルな方法は画面に表示したチャートをスクリーンキャプチャーして保存しておくものです。
チャートを保存するときには、3つのタイミングでキャプチャーしておくのが基本です。
エントリー時、エグジット時、そしてエグジット後の3つです。
エグジット後のチャートは自分のトレードに直接関係はありません。
しかし、エグジット後にマーケットがどのように動いたかを確認することで、エグジットの判断の妥当性を検討する材料として使えます。
チャートの保存と同時に、手書きトレードノートには取引日付、通貨ペア、pips数、損益金額などを書いておきます。
・3つのチャートをキャプチャーする
・チャートは、エントリー時、エグジット時、エグジット後をチャプターする
・取引日付、通貨ペア、pips数、損益金額は記載
振り返りがあなたを成長させる!
『勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし』
野村監督も愛用されていた、松浦清の格言ですね!
負けトレードの記録は、あなたを急速に成長させてくれます!
「失敗集」を見直す作業を定期的に行いましょう。
マーケットが休みの週末などは、しっかり時間を取って研究するよいタイミングです。
チャートの画像を見ながら、その取引のときの状況を思い返しましょう。
客観的なデータとともに、取引中のマインドの変化も思い出してみます。
人間は窮地に追い込まれると「逃げる」か「戦う」かのどちらかの反応を示します。
負けトレードのときに、どのような情報が得られ、自分がどのようなマインドに支配され、「逃げた」のか「戦った」のかを検証します。
冷静になってから、振り返るトレードは、必ず、新しい発見があります。
負けにつながる判断を下してしまったプロセスをもう一度思い返してみることは同じ失敗を繰り返さないために不可欠です。
失敗データをいくつか集めて見比べてみると、なんとなく自分のクセが見えてくるものです。
トレードノートで使えるツール
もし、さらに詳細に分析したい場合には、ツールを使う方法があります。
チャートの画像だけでは物足りない場合には、マイクロソフト社の表計算アプリケーション「エクセル」を使ってデータを整理する方法もあります。
負けトレードになってしまったときのクライテリアをテーブルにして分析するのです。
エクセルは、ほとんどのビジネス用PCにインストールされているといってもよく、どこでも使えて便利です。
もし、エクセルが入っていなくても他の方法があります。
同じ機能を持ちながらエクセルとの互換性のあるフリーソフトを使えば問題ありません。
場合によっては、クラウドサービスが提供するウェブブラウザー上で動作する表計算アプリケーションも使えます。
ただし、デスクトップ版と比べるとコピー・ペーストなどにひと手間余計に掛かることがある点に注意が必要です。
なお、機能に制限があるのですが、マイクロソフトの公式クラウドサービスでもエクセルのオンライン版が使えます。
エクセルでは1つのファイルに複数のシートを作成することができます。
負けトレードの事例を集積させて分析するときには、この機能をうまく使えば時間と労力の節約になります。
まず、1つのシートに入力項目と入力欄をセットにしたテンプレートを作成しておきます。
事例を追加するときには、このテンプレートシートをコピーして使います。
ちなみに私は、エクセルとEvernoteを利用してました。
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トレードノートの必須入力項目
入力項目としては、手書きのトレードノート用の取引日付、通貨ペア、pips数以外も、分析に使えそうな項目があれば追加します。
ちょっとしてコツになりますが、自分のトレーディングスタイルの決め手になる要素も入れておくとよいです。
振り返って客観的に分析を進めるうちに、思ったほど勝敗に関係がないことがわかるときもあるからです。
具体的には、売り・買い、エントリー時間とその時の価格、エントリーした理由、保有時間、そしてエグジットの時間や価格、理由などです。
結果も記入しましょう。損益、勝敗、反省点などを記入しておきます。
反省点は、具体的な文章にするように心がけます。
たとえば、損切りのタイミングは遅くなかったか、利益は伸ばせたのか、トレード中にどのような心の状態だったかなどを文字にしておきます。
「今日は上手くいかなかった」のように事実を書くだけではなく、「なぜ上手くいかなかったのか」について分析的に表現しなければ、気付きや成長を手に入れることができません。
とても大切なポイントです!
「なぜ上手くいかなかったのか?」自分で考える過程が大切!
トレードノートを書いても成長しない人の対処法
FXに勝つためにはさまざまなアプローチがありますが、主に2つのポイントが重要です。
勝つための「手法」と、その「学習方法」です。
まず効果的な手法を理解し、それを取引に活用すれば、勝てる確率が高まります。
ただし、その手法を「学習」して自分のものにしなければいけません。
手法を自分のものにするためのコツのひとつが「トレードノート(記録)」です。
トレードノートに関しては、今まで解説してきましたね!
大切なポイントは、その『目的』です。
何のためにトレードノートを作成しているのかを明確に意識しておかないと、結果に結びつきません。
わかりやすい例を挙げますね。
以前、「家計簿をつけるとお金が貯まる」という噂が広まったことがあります。
これを信じて家計簿をつけ始めたのですが、しばらく経っても貯金が増えないのでやめる人が続出したそうです。
たしかに、家計に関するお金の出入りを項目別に整理してわかりやすくまとめておけば、家計の「見える化」は達成できます。
しかし、お金を貯めるという行為はその先の問題なのです。
まず、家計簿で可視化された情報を出発点にして現状を分析し、無駄を減らすための戦略を立てる必要があります。
さらにそれを着実に実行するプロセスがあって、初めてお金に余裕ができて貯金に回せるわけです。
噂を信じて家計簿をつけ始めて途中でやめてしまった人は、「家計簿をつける」だけで自動的に「お金が貯まる」と思い込んでいたのが失敗の原因といえます。
実は、この家計簿の例とトレードノートの問題は非常に似ています。
多くの成功しているFXトレーダーがトレードノートの重要性を強調します。
たしかに、成功している原因の1つがトレードノートにあることは間違いありません。
ただし、その目的や書き方に目を向けず、ただ「書くこと」が成功の原因とみなしている人たちが少なからずいるようです。
特に、FXで勝っている人にすすめられ、とにかくトレードノートを書き始めれば自分も勝てるのではないかと考えるケースが散見されます。
しかし、私は「トレードノートは魔法ではない」と警鐘を鳴らしています。
負けが続いてしまい、何か打開策がないか探しているときには、意味や目的をよく考えずになんとなくよさそうな方法に手を出してしまうことがあります。
そんなときは要注意です。
トレードノートを作ればなんとかなると思い込んでしまうのです。
事実、私もそのような時期がありました・・・
やみくもにキャプチャーしたチャート画面を貼ったり、キレイにレイアウトしたりして満足してしまう可能性があります。
「どうでしょう?あなたもそのような経験がありませんでしたか?」
この場合のモチベーションは安心材料が欲しいだけなので、その「完璧なトレードノート」を作ったことで安心が得られると、何も解決しないまま時間だけが過ぎるのです。
手は動かしているけれど、思考は停止している状態です・・・
本来、トレードは基本的に頭を使う行為です。
相場のさまざまなデータから状況を読み取って、相場の変化を予測し売買のタイミングを決めていく作業は、頭脳をフル回転させる必要があります。
その思考を助けるためのツールがトレードノートなのです。
FXのマーケットは週末を除けば24時間動いています。
トレーディング中は常に思考と判断の連続です。
トレードノートの本来の目的は、常に流れていく思考の足跡を文字やグラフで書き留め、自分のFX脳を鍛えるためにあります。
この思考のトレーニングの継続こそが、勝てるトレーダーに近づく近道なのです。
トレードノートの書き方の注意点
最後にトレードノートの書き方で注意しておきたい2つのポイントについて解説しておきます。
注意①|体裁にこだわり過ぎない
ひとつ目は、体裁にこだわりすぎないという点です。
トレードノートは思考を鍛えるためのツールなので、見た目へのこだわりを捨てることが第1のポイントになります。
実際、トレードノート自体は利益を生むわけではなく、間接的な効果があるだけです。
トレードするのは記録をしている「あなた」なのです。
几帳面で真面目な人ほど、きれいなノートを作ってしまいがちな点に注意しましょう。
他人に見せるわけではないので、体裁を整える必要はないのです。
ところで、書くときに手書きにするかキーボードから打ち込むかで悩む人がいるかもしれません。
ある哲学者は「手は外部化された脳である」と言っています。
手を動かしながら自分の考えたことを書いたり消したりしながら表現する行為は、頭で考えることと同じだという意味です。
そう考えると
『基本的には手書きのほうがトレード記録には向いています。』
という説がありますが、実際は、どちらでもよいと個人的に思っています。
なぜなら、トレードノートの一番大切なことは、振り返り考えるという過程が大切だからです。
注意②|続けること
そして、「トレードノートの記入を続けること」が第2のポイントになります。
毎日続けるのが基本です。
時間はあまり関係ありません。
余裕があれば1日30分でもよく、それが難しそうであれば5分でも問題ないのです。
とにかく「続けること」が重要です。
きれいなノートを作ろうとすることの弊害は、このような継続性を阻害する点です。
きれいに整理しようとすると、内容ではないところに時間を取られます。
最初は面白くていろいろと凝ってしまっても気にならないのですが、次第に面倒になるものです。
面倒さは続ける気持ちに悪影響を与えます。
毎日続けられる程度の内容で、見た目を気にせずに思ったことをなんでも書けることを優先しましょう。
「継続は力なり」ということわざを思い起こしながら、毎日書くように習慣づける必要があります。
まとめ
トレードノートをどのように書くのかより、なぜ書くのか?
目的の方が大切です。
目的を知った状態でトレードノートを記入しているのと、そうでないのでは、レベルアップに雲泥の差がつきます。
そして、自分のトレードを見える化する。それを継続することで、必ず、成績は向上していきます。
是非、試してみてください。
初めまして。エイクさんには、ブログで大変お世話になっております。私みたいな者にとりましては、本当に有り難くて、有り難くて仕方がありません。
これからもエイクさんに教えて頂きながら精進します。これからも宜しくお願い申し上げます。