FX手法の正しい検証のやり方とおすすめMT4・MT5検証ソフト

FX手法の検証のやり方

  • 正しいFX手法の検証方法を学びたい
  • おすすめ検証ソフトを知りたい
  • FXで勝ちたい

『検証』という言葉は聞くけど、

いったいどういう作業なのか。

どれほど大切なのか。

この記事で、手法検証のやり方を徹底的に解説しています。

FXで資産を増やし続けて、長年相場の世界で生き残っているトレーダーは間違いなく検証作業を鬼のように行っています。

間違いありません。

まだ検証のやり方や重要性を十分理解されていない、初心者の方、新たな手法を考えている方や、既に使用している手法の修正を考えている方は必見です。

正しい検証ができるようになると、迷いなく自信を持ってトレードに臨むことができるようになります。

また、メンタルだけでなく、テクニックの向上や相場観がグンっと養われます。

そのことにより、口座資金が増えるスピードが増すことでしょう。

この記事があなたのトレードレベルの向上のお役にたてれば幸いです。

目次

FX手法の検証はなぜ重要なのか?

FX手法の検証の重要性

画像:Forex Tester 6(Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

 FXの検証とは、過去のチャート分析を通じて繰り返し現れる値動きのパターンを発見し、それを基に効果的なトレード戦略を構築するプロセスのことです。
バックテストとも言います。

トレーダーは検証を通じて、勝率や利益率の高い優位性があるFXトレード手法を開発します。

まずはじめに、検証がなぜ必要なのか、その重要性について解説していきますね。

検証する3つの目的

FXの検証を行う目的は、実は多岐にわたります。

自分で検証する際にはどのような目的をもって行うのかをハッキリさせましょう。

目的なしに行うとただの時間の浪費になってしまう恐れがあります。

検証する目的と、それを分析・追求する理由は以下の3つです。

  1. トレード手法の構築
  2. 手法の修正と優位性の高くするため
  3. 裁量トレードの練習を先(右側)の見えないチャートで行う

1.トレード手法の構築

検証の最大の目的は、トレード手法の構築です。

FX市場は日々変動し、成功するには一貫性と再現性のあるトレードルールが不可欠です。

トレード手法はインターネットやSNS、書籍、情報商材などで学ぶのが通常です。

これらで得た手法を実際のトレードに適用する際、現実の市場動向に沿ったものか、利益が出る優れた手法なのかを確認するために検証が必要です。

特にこの過程では、エントリーとエグジットのタイミングを明確にし、手法の信頼性を高めます。

さらに、その手法について、実際に市場で優位性があるかを検証する必要があります。

これは、無益な手法やEA(エキスパートアドバイザー)に時間や資金を浪費しないためです。

優位性の検証を通じて、手法の信憑性を自ら確認し、実際のトレードでの有効性を確認する必要があります。

その判断は『トレード手法が長期的に有効であるか』の確認が必要になります。

そのためには具体的な数値データが必要になります。

数年分にわたる検証をして、勝率やプロフィットファクターを算出することで、将来の利益率を厳密に予測します。

これは試行回数を増やすことで、手法の信憑性や精度を高め、実際のトレードにおける期待値を客観的に評価することができます。

プロフィットファクター

プロフィットファクターは、トレード戦略の効率性を測る指標の一つです。

総利益を総損失で割った値で表され、その戦略の収益性を数値化します。
総利益が総損失の何倍かを示す数値です。 
          


プロフィットファクター=総利益/総損失

  • プロフィットファクターが1以上の場合:トレード戦略が利益を生み出していることを意味します。つまり、得られる利益が損失を上回っている状態です。
  • プロフィットファクターが1未満の場合:損失が利益を上回っており、そのトレード戦略は効率的ではないと評価されます。

プロフィットファクターはトレーダーが自身のトレード戦略を評価し、改善するための重要な指標となります。

EA(Expert Adviser。自動的売買プログラム)の導入するトレーダーの間では、1.3を超えることが必要とされています。

2.手法の修正と優位性の高くするため

実際のトレードである手法を適用した結果、予期しない問題が発生することは普通にあります。

このような場合、手法を振り返り、必要に応じて修正を加えることが重要です。

市場は常に変化していきます。

検証を通じて手法を定期的に評価し、変化に対し適応させることで、トレード戦略の効果を最大化します。

3.裁量トレードの練習を先(右側)の見えないチャートで行う

出来上がったチャートを後から見れば、

「ここでエントリーするとトレンドに初動から乗れる」
「ダウ理論のトレンド波動ができてる」
「ダブルボトムになっているから、ここで買いエントリーだ」

などと自信を持って言えます。

しかし、これから波動の形がどうなるのか現時点より先のチャートの右側が見えない場合だと、そう簡単にはいきません。
形成中の波動を正しく分析するのは難しいからです。

そこで、検証を通して、動いている最中の波動をとらえる練習をする必要があります。
過去のチャートを通じてその動きに慣れておくことは、とても有効なトレーニングになります。

この他にも、実際の市場で使用する前に、検証ツール・デモトレードなどで、何度もPCやスマホなどを操作しながら手法の手順に慣れておくことも大切です。

入力などの操作に関するミスなどのリスクを最小限に抑える上でもバカにできない作業です。

ロット数を誤って1桁多く入力してしまうことなど、案外ありがちなミスなんです。

トレード手法の仮説とその重要性

FXトレード手法の仮説とは、トレードで利益を上げるための手法を、予測などに基づいて仮に作ったものです。

この仮説は、通常はテクニカル分析などを考慮して作られます。

仮説は、特定のチャートの動きやテクニカル指標の動きやパターンが利益を生み出す可能性が高いという理論的な根拠に基づいています。

FXトレードの仮説を立てることは、以下の理由で重要です。

  • 相場の動きに対する自分の考え方や予測を明確にすることができます。
    これにより、トレードのシナリオの構築や、エントリー・決済などの判断や分析がしやすくなります。
  • 仮説を立てることで、自分のトレードの目的や目標を明確にすることができます。
    これにより、トレードの成果や進捗を測ることができます。
    また、自分のトレードの強みや弱みを把握することができます。
  • 仮説を立て、検証することで、自分の仮説が正しいかどうかを客観的に評価できます。
    また、検証の結果をもとに、仮説を改善したり、新しい仮説を立てたりすることができます。

トレード手法の仮説を立てることは、今後FXで生き残っていくために非常に重要です。

市場の動きを理解し、それに基づいて合理的なトレード戦略を立てることで、トレーダーは利益を最大化するとともにリスクを管理することができます。

FX検証手法のステップバイステップガイド

FX検証手法のステップバイステップ解説

次は、仮説の立案から検証結果の活かし方までの具体的な検証手順を説明しますね。

特に、検証において何が重要なのか、検証で間違いやすいポイントはどんなことなのかをチェックしてください。

1.トレードルールの仮説の立案

仮説に必要な要素

まずはトレード戦略の開発は、仮説、つまりたたき台としてのトレード手法(ルール)を決めることから始まります。

その際は、ルールの中に最低限以下の要素を考慮に入れることが必要です。

[仮説に最低限必要な要素]

  • エントリー条件:トレードを開始するための具体的な基準
  • 利用する時間足:分析に用いるチャートの時間枠(例:日足、1時間足など)
  • 利益確定・損切りルール:利益を確定させるポイントと損失を限定する戦略
  • ロット数などの資金管理に関する条件             

なお、この手法は自分がゼロから考えたもの以外に、教材やインターネットなどで調べたものなど既存の手法をオリジナルに改良したものでもOKです。

特に、初心者段階では仮説をゼロから考えるのは難しいと思いますので、既存の手法をベースにしてもかまいません。

また、必ずしも複雑なものである必要はありません。

再現性を高く保つには、むしろシンプルな方がよいくらいです。

また、特に初期段階はシンプルなもので始めて、検証そのものを行いやすくすることも大切です。

具体的な仮説の例

仮説としての手法の例を解説していきます。

説明用の手法ですので、できるだけシンプルなルールにしています。

FX手法の検証例

※仮説【移動平均線を3本用いたパーフェクトオーダーの順張り手法】

デイトレード寄りの短期スイング手法で週に1~2回のトレードを予定した手法

仮説|移動平均線を3本用いたパーフェクトオーダーの順張り手法

①時間足1時間足がベース

②使用する移動平均線

  • 短期…20SMA(期間20の単純移動平均線)
  • 中期…75SMA
  • 長期…200SMA

③ただし、エントリーポイントや決済ポイントを少し細かく見たいので、1時間足チャートから15分足チャートに落とす

特に損切りライン決定の時に、1時間足チャートのままではチャートの谷や山を見極めにくいからです。

また、②で示した1時間足チャートの移動平均線を15分足チャートに反映させるため

15分チャートの移動平均線は期間を4倍にして

  • 短期…80SMA
  • 中期…300SMA
  • 長期…800SMA

を表示してトレードする

④損切りライン

  • 買いエントリーなら直近の最安値の少し下
  • 売りエントリーなら直近の最高値の少し上

⑤利益確定ラインは、損切りラインを基準にしてリスクリワードが、およそ1:1になるように設定

⑥エントリータイミングはパーフェクトオーダー状態になったとき

  • 買いエントリー→上から順に短期・中期・長期の順番に並んだとき
  • 売りエントリー→上から順に長期・中期・短期の順晩に並んだとき

⑦ポジションは同時に一つだけしか持たない

検証作業を単純化したかったからです

⑧トレードする通貨ペアはUSD/JPYのみ

⑨口座入金額は1万ドル
トレードのロットはすべて0.1ロット(1万通貨)

あくまでも検証の説明用ですので、トレードルールはかなりシンプルなものにしています。
また、検証期間も6か月分のみです。

本来であれば、サンプルとしてのトレード回数は多ければ多いほどデータの信用性は高くなります。

本番のトレードで連敗した場合でも、自分のトレードルールを守り続けられるようにするためには、そのルールに対し自身が築いた「優位性への揺るがない信頼」を持つことが必要です。

そのためには、検証での試行回数が数多く必要になってきます。

ですので、試行回数は100回程度では少なく、500回、1000回と、数を重ねるべきです。

なお、この例の手法(スイングトレード)なら、週に1~2回のトレードになる見込みです。

100回のトレードに到達するには、期間として計算上は少なくとも1年分は必要ということになります。

2.過去データを使った検証方法

検証のやり方

トレード手法を決めたら、次はその手法が実際にうまくいくかどうかを確かめます。

そのためにバックテスト機能を持つトレードツールや、のちに紹介するForex Testerのような検証ツールを使って検証作業に取り掛かります。

検証期間は、あなたのトレードスタイルによって変わってきます。

スキャルピングなら期間が短くてもトレード回数が多いですし、逆に、スイングトレード、長期トレードならトレード頻度が低いので長期間の検証が必要です。

大事なことは、十分なトレード回数を集められるだけの期間を確保することです。

前項でも説明したように、ご自分のトレードスタイルに応じて必要なトレード回数が確保できると見込める期間を割り出してください。

検証で気がついたことについては記録を残しておくことがとても重要になります。

具体的には、以下の3つです。

  1. エントリー・エグジットのテクニカル分析による根拠
  2. 損益額・損益pipsの記録
  3. 個々のトレードで気づいたこと(問題点、迷ったことや改善の方向性・アイディアなど)

エントリー・エグジットについて、

① テクニカル分析による根拠
② 損益額・損益pipsの記録

を残します。

もちろんソフト自体に②の記録が残るものなら、手書きや手入力などは不要です。

そして、

③ 個々のトレードで気づいたこと(問題点、迷ったことや改善の方向性・アイディアなど)

の記録も残しておきます。

検証の際の注意事項は?

以下に、検証中に悩みがちなポイントをリストアップしておきます。

重要なポイントは、『目的は一つに絞り、その目的から外れた検証をしない』ということです。

  • 様々な時期を用いて検証する
    ある時期にはトレンドが出ていたのでいい結果が出ても、レンジになれば損切りばかりになるということはよくあることです。
    様々な時期を用いて検証しましょう。
  • 途中で手法の検証をやめない
    回ごとのトレードでいい結果を求めるあまり、トレードを数回試行しただけであきらめ、途中でその手法の検証をやめるようなことはしない。
  • 途中でトレードルールを変えない
    新しい発見があっても、検証が終わるまではそれを検証に含めないでください。
  • 複数の手法を同時に検証しない
    それぞれのトレードがどの手法で行われたのかがわかりにくくなり、データの集計が煩雑になります。
  • 検証作業自体はある程度大雑把でも構わない
    例えば、エントリーの位置や利益確定の位置について、いつでも細かいところ(例えば1pipの誤差も許さない)までこだわるようなことはしないでください。
    作業の負担が重くなりすぎ、かえって最後まで検証をやり通せなくなる場合があります。

過去のチャートと検証ソフトの利用方法

手法の検証には膨大な過去のデータを分析して、どのような状況でどのようなトレードを行えばよいかを特定していくことが重要です。

その際、検証ソフトを用いると格段に能率的な検証が行えます。

以下では、効率的かつ効果的にトレード手法を検証する方法を説明します。

~ステップ1:止まったチャートの分析~ 

初めて検証ソフトを使用する方にとっては、操作が複雑でとっつきにくいと感じる人も少なくありません。

ですので、検証慣れしていない検証初心者の方が使用するソフト・チャートは、MT4/MT5、Trading Viewなどの「止まったチャート」でも構いません。

では、何を検証するのか?以下に整理してみました。

[エントリーポイントの特定]

過去のチャートを見て、仮説としてのトレード手法を適用していたら、どのタイミングでトレード(売買)を行えたかを分析します。

これには、どの時間足のローソク足でエントリーするか、ストップロス(損失を限定するための損切り注文)をどこに設定するか、利益確定するための指値(あらかじめ設定した価格で売買を行う注文)をどこに置くかを含みます。

もちろん、これらについての記録は残しておくようにしてください。

チャート上に描画やメモを残しておく機能を使用すると便利です。

[エントリー根拠などの論理的な説明ができるようにする]

エントリーした根拠、ストップロスや指値を設定する位置を論理的に説明できる必要があります。

このステップで論理的に説明できなければ、そのトレード戦略はただの結果論に過ぎず、実際のトレードでは成功しない可能性が高いです。

なお、当初はシンプルな手法に対する検証になるので、エントリーそのものに対して、ルール以外の根拠は取り込まないでください。

データが取りにくくなります。(もちろん、「気づき」として記録に残しておき後で改善に役立てることはアリです)

【気付きメモの例】
仮説の手法で、移動平均線のパーフェクトオーダーの発生で買いエントリーすることにしていた。
にもかかわらず、近い時期に短期足でダブルトップがあって短期の下降トレンドが生じていたから買いエントリーを見送った。

[検証初期のやり方のコツ]

検証初心者の場合は、トレードの開始点(エントリーポイント)だけに焦点を当てて検証してもいいです。

決済(エグジット、つまり利益確定と損切り)も重要ですが、最初から両方に焦点を当てると、分析が複雑になりすぎることがあるからです。

要するに、

「環境認識(トレンドの方向性の判断)→エントリー→大まかな勝ち負け」

だけを重視して行っても構いません。

[慣れてきたら?]

最初はエントリーポイントのみを検証してもいいのですが、慣れてきたら、エグジットも含めた全体的なトレード戦略の検証に進みます。

これにより、検証の質が向上しトレードテクニックも段階的に向上させることができます。

これらの方法を使うことで、自分のトレード戦略が実際の相場環境でどのように機能するかを理解し、改善することができます。

また、トレード成功率を高めるためには、トレード戦略に基づいた論理的・統計的な根拠が重要であり、ただの感覚や推測に頼るべきではないことを理解してください。

~ステップ2:チャート動かして観察し理解を深める~

[1. チャートの再生]

FXトレードを学ぶには、過去のチャートを動かして練習することが最も役立ちます。

このプロセスでは、Forex Testerなどのツールを使って、特定の時点のチャートを再生し、その動きを観察します。

具体的には、トレードを開始する予定の時点の数分から数十分前からチャートを再生し始めます。

[2. 「エントリーの瞬間」と「エグジットの瞬間」の観察]

トレードを開始する時(エントリーの瞬間)とトレードを終了する時(エグジットの瞬間)のチャートの動きを注意深く見ます。

ここで大切なのは、トレードを始める決断を下す前のチャートの全体的な様子(特に直前の動き)を理解することです。

[3. 実際のトレードのシミュレーション]

トレードルールの条件に合ったシグナルが現れる前から、エントリーするまでのチャートの動きを観察し、そのプロセスを、頭の中で、あるいは声に出して説明するようにします。

これにより、実際のトレード状況を想定しながらスキルを向上させることができます。

[4. 再生速度の調整]

トレードスタイル(スキャルピングやデイトレードなど)やチャートの時間軸(1分足、5分足、1時間足など)に応じて、チャートの再生速度を調整します。

目的は、チャートの動きをリアルタイムに近い形で体験しながら、トレードの判断を下す練習をすることです。

[5.練習と観察の重要性]

過去の動いているチャートを用いて、その動きを観察しながらその後の動向を予測する練習をします。

このことでシナリオを作る力が付きます。

また、まるで実際にトレードするかのように練習することにより、リアルトレードの感覚を養うことができます。

これにより実際のトレード時にもスピーディで正確な判断が可能になります。

3.結果の振り返りと調整

予定の期間の検証が終わったら、そのトレード結果をまとめ、自分なりに評価します。

Forex Testerだと、結果は自動で集計されます。

もちろん、無料のソフトでも、エクセルに打ち込むなど手間をかければ、集計化は可能です。

その際、一般に以下の点が表示されます。

検証に必要なデータ

  • トレード回数
  • 勝敗
  • 勝率
  • 合計pips
  • 勝ち負けそれぞれの合計pips
  • 平均利益pips
  • 平均損失pips
  • プロフィットファクター
  • ドローダウン

先に説明した通り、検証中に気が付いたことを振り返り、長所となったところは残しつつ短所の部分を改善する方法を考えます。

ドローダウンとは

資産から一時的に最大限に落ち込んだ場合の下落率。

証拠金のうちどれぐらいの損失が出たかを示します。

どんなスーパートレーダーでも、トレードには必ず浮き沈みがあります。

検証を通じて、回復可能な、いわば「正常なドローダウン」と、そうではない大きすぎるドローダウンを見極められるようにするため、このデータが必要になります。

何を学び、どのように調整するか

検証で入手したデータと、トレードした箇所のチャート動き(画像など)を踏まえ、仮説の長所と短所を把握します。
同時に、先に説明した通り、検証中に気が付いたことを振り返ります。

そのうえで、短所をなくせる、少なくできるような改善策を考えます。
もっと負けトレードを減らし、勝ちトレードを増やせると推論できる条件を考えるわけです。

トレードの頻度が自分の生活スタイルから見て多すぎるのならそれを増やし、少なすぎるのなら減らすために、条件の変更も行います。

改善案を考え出す際の方法としては

  • 他のインジケーターも使用してエントリー条件・決済条件を追加したり、逆に元の条件を減らしたりする
  • チャートの時間足を変更する
  • インジケーターの設定値を変更する

などがあります。

なお、手法そのものとは違う話ですが、できれば、自分のトレードにおける行動のとり方のクセや心理状態を把握するように努めます。

例えば、条件成立の判断において自分にとって都合よく解釈してしまうなど、自分の判断方法や行動の特徴を知っておきます。

そして、そういった短所に対応する方法も考えておくことでトレード成績が改善されます。

FX手法検証中の注意点とフィードバック

FX手法検証中の注意点とフィードバック

FX手法の検証は、トレード戦略の評価と最適化に欠かせないプロセスです。

しかし、このプロセスを進める上で、注意すべき点と適切なフィードバックの方法があります。

検証過程では、客観性を保ちつつ、潜在的な誤差やバイアスを最小限に抑える必要があります。

また、収集したデータや気づきをもとに戦略を調整することが、成果を最大化するポイントになります。

このセクションでは、FX手法検証中に直面する可能性のある問題点と、それに対する効果的なフィードバック方法について解説しますね。

シンプルな決済ルールの重要性

検証でのトレードはお金はかかりませんが、本番ではお金がかかっています。

そのためエントリーを行った後は冷静かつ正常な判断を下すのは難しくなることもあります。

利益確定でも損切りでも同じです。

それは、欲望や恐怖が強く出てくるからです。

そのような状況では、判断力が鈍っているので複雑なルールで決済しようとしてもうまくいかないことが多いものです。

ですので、できる限り簡単で明快なルールを作るように心がけましょう。

エントリー判断の迷いを解消する方法

例えば、「移動平均線の傾きが右肩上がりになったら、買いエントリーする」という条件がエントリールールの一つにあるとしましょう。

この場合、具体的にどの程度右肩上がりになったらエントリーすべきか、という疑問を持つことがあります。

しかし、その答えは「自分自身の感覚や経験で『右肩上がり』であると判断できるタイミング」というもので問題ありません。

初心者トレーダーにとって重要なのは、誤差のない正確な数値を追求することではありません。

自身にとって利益をもたらす値動きの傾向を明確にすることです。

そして、検証を通じてその事実を確信し、受け入れることが肝心です。

初めの段階から細かいところにこだわりすぎると、検証が全く先に進まない恐れもあります。

例えば、「移動平均線が右肩上がりになったと自分なりに判断したら、買いエントリーが有益である」という傾向を確認し、自らの目でしっかりそれを確かめ、自分の頭や感覚で納得し受け入れます。

こうした深い納得があれば、確率的思考に基づいたトレードができるようになります。

また、検証用の決済方法を機械的なルールにしておくことで、チャートの傾向に集中できる環境を整えることができます。

最初の段階では細かいエントリー判断に固執する必要はありません。

FXの検証を進めることで、自然と自身の基準が生まれ、判断力が養われます。

なお、迷った際にはエントリーを控えるべきだとよく言われます。

これは長期的な成功に向けて重要ですので、検証段階からもこの考えを意識しましょう。

新しいアイディアの取り入れ方とタイミング

FX検証で新しいアイデアを取り入れるタイミングの画像

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

検証を行っている最中、チャートの動きやトレードの結果を見て、

「このインジケーターの設定値はこう変えたほうがいいぞ」

などの改善のアイディアが多々浮かんでくるはずです。

しかし、一定数の検証結果が集まるまでは、検証中のトレード手法にその新しいアイディアを取り入れないようにしましょう。

もちろんそのアイディアは記録やメモに残しておき、後で手法の改善策に使用します。

まずは、当初の手法を検証し、その結果を少なくとも100回分集めてください。

そこまで進んだら、気付いたことを既存のルールに組み込んでみます。

そして、同じチャートで新しいアイデアを追加した手法の検証を行ってください。

これらの検証結果を比較し、トータルの利益が増えたか、トレード回数の増減はどうか、ドローダウンがどの程度かなどを確認します。

欠点に気づくとすぐに変更を加えたくなるものです。

しかし、たまたま現在の相場状況が、検証中の手法に適していないだけかもしれません。

また、途中での変更を許してしまうと、さらに変更を繰り返すことにもなりかねません。

まとまった数の集計ができないとか、データがどの手法によるものなのかについても収集がつかないなどの弊害が出てきます。

ある程度の期間は、一度決めた検証の対象を根気よく検証してデータをしっかりとるべきです。

一見遠回りにも見えますが、かえってその方が、効率がよく成功への近道となります。

完璧主義の落とし穴

FXの検証作業で避けるべき落とし穴は、完璧主義に陥ってしまうことです。

検証作業を進める中で、完璧主義に捕らわれると、作業が停滞してしまうことがあります。

「損切りポイントが1pipsずれたから正確なデータじゃないな…」
「エントリーすべきポイントを見逃しているのでは?」
「エントリーの判断が一貫していないのでは?」

といった不安が生じ、検証が進まなくなることがあります。

実は、これは「FX検証あるある」の一例です。

しかし、検証に多少のずれやばらつきがあっても、十分な量を集めることで、そのずれやばらつきは解消されます。

したがって、少しの判断ミスや手違いがあっても、全体としての検証結果に大きな影響を与えることはありません。

検証が「おおよそこれくらい」という程度でも、十分な量があれば信頼できる結果となります。

特に検証を始めたばかりの頃は、正確さよりも結果の数を優先するべきであり、それによって統計的に意味のあるデータが得られます。

実際の検証結果とその考察

実際の検証結果とその考察

FX取引の検証結果とその考察は、トレード手法の有効性を評価する上で不可欠なプロセスです。

この項目では、検証にまつわる経験談や、実際に検証された取引戦略の成果を具体的に分析し、そこから得られる教訓について解説します。

成功事例から学ぶだけでなく、失敗からも重要な視点を得ることができるため、この項目は特に注目すべきです。

経験談|失敗例と学べる事

この項目では、検証に関係する具体的な失敗談を取り上げます。

そこから何が学び取れるかを考えてみます。

あるトレーダーの経験談

私は、十分な時間をかけ、検証ソフトを使って新しい取引手法を作り上げることに成功しました。

しかし、実際のトレードでその手法を使ってみると、自分の可処分時間帯にない時間帯など(仕事の時間や睡眠時間)に大きなトレードチャンスが生じることが何度もありました。

また、スプレッドやスリッページの影響で、思ったようにポジションを取ることが難しく、検証とは違いリアルトレードが思い通りに進まないことがわかりました。

そして、実際のトレードでは、検証と違いエントリータイミングが理想とはずれてしまい、負けトレードになることもよくありました。

さらに、取引手数料で損失を出したりする状況が続きました。

検証段階では想定外の事態に少し焦りを感じることもありました。

しかし、初めに決めたルールを守り、50万円から始めた口座が100万円まで増えました。

私は大変喜びましたが、その後のトレードで連敗が続き、口座の残高は50万円ほどに戻ってしまいました。

ある程度のドローダウンは検証でも体験済みであり想定内のことでしたが、実際に経験するとやはり心理的に影響を強い受け、どうしても焦りが生じてしまいました。

その焦りで、十分な検証も行わずに、勝率を高めようと新たなルールを次々に追加しました。

例えば、エントリーの時間足に14EMAを加えたり、RSI、一目均衡表も使うなど、複雑なルールを加えてしまいました。

しかし、これらのルールを追加してもトレードの成績は良くならず、むしろ悪化しました。

今になって思えば、「すべてのトレードで勝とうとする」という心理が影響していたのかもしれません。

そして、複雑化した手法に固執しすぎた結果、大きなトレンドを見逃してしまいました。

実は、そのトレンドはもともとの手法を守っていれば大きな利益を得ることができるものでした。

取り戻したいとの思いが強くなり過ぎ、そのトレンドの終盤にレバレッジを大きくかけてエントリーしたのですが、直後に大きく反転し強制ロスカットになりました。

その結果口座にはほとんど証拠金がなくなってしまいました。

この経験談から学べること

先ほどの経験談をお読み頂いて、あなたはどのように感じたでしょうか。

何が正しくて、何が間違っていたのか分かったでしょうか。

この体験談から学べることは、FX手法の検証についていくつかの重要なポイントがあります。

適切な検証を行い、実際のトレードに対するアプローチをどのように扱うべきか、以下に示します。

1. リアルトレードの条件を検証に含める

スプレッド、スリッページ、取引手数料などの実際の取引条件を検証プロセスに組み込むことが重要です。
これにより、リアルなトレード環境をより正確に反映した結果が得られます。

2. 可処分時間とトレードチャンスのマッチング

自分が取引できる時間帯にトレードチャンスがどの程度存在するかを事前に把握し、手法がその条件に合致しているかを確認する必要があります。
これは、特に時間に制約のある兼業トレーダーにとって重要です。

3. シンプルなルールの維持

やみくもに条件を追加しルールを複雑にしても、必ずしもパフォーマンスの向上につながるわけではありません。
新たなルールを追加することで、手法を不必要に複雑化し、最終的にはパフォーマンスが悪化する可能性があります。
できるだけシンプルに、かつ追加条件についてもしっかり検証しましょう。
焦りは禁物です。

4. 心理的側面の管理

トレードの心理的側面は、成功するトレード戦略の重要な部分です。
ドローダウンや損失に直面した際の感情的な反応を管理し、焦りによる過剰なリスクの取り方を避ける必要があります。

5. 初心に戻る

一度確立したトレードルールや手法から逸脱することなく、一貫性を保持することが検証のコツです。
新たなルールを追加する前にも、元の手法がもたらす可能性を再評価することが大切です。

6. リスク管理の徹底

大きなトレンドを追いかける際に、過度なレバレッジを避け適切なロット数で取引をして、徹底してリスク管理の原則を守ることが重要です。
特に、取り戻したいという気持ちが強くなりがちな時こそ、慎重なリスク管理が求められます。

この体験談からは、FXトレードの成功には、手法の検証だけでなく、実際の取引条件の理解、そしてリスク管理の徹底が不可欠であることがわかります。

また、心理的な側面の管理がうまくいかないと、小さな一つの失敗からさらに大きな失敗が連鎖的に発生する可能性があることがわかります。
これは手法の検証とは直接関係ないことかもしれません。

しかし、そういった心理状態が起こりうることを、検証段階でも想定して取り組むことができれば、リアルトレードにかなり活かすことができます

統計データの正しい読み方

[合計pips][合計pips][平均利益pips][平均損失pips][プロフィットファクター][ドローダウン]

FX取引の検証データを解析する際、正確な統計データの読み方を理解することは非常に重要です。

この項目では、[トレード回数][勝敗][勝率][合計pips][勝ち負けそれぞれの合計pips][平均利益pips][平均損失pips][プロフィットファクター][ドローダウン]に注目し、FX取引の検証方法についてわかりやすく解説します。

1. トレード試行数と勝敗

トレードの試行数が多いことは、統計的に信頼性のあるデータを意味します。

勝敗の記録が多ければ多いほど、データの信頼性、ひいては手法の有効性が高まります。

2. 勝率

勝率は、全トレードのうち勝った割合を示し、戦略の成功率を直接反映します。

リスクリワード比に基づいて、適切な勝率の目安を設定することが重要です。

例えば、リスクリワード比が1:1の場合、勝率は55%以上が望ましく、1:2の場合は40%以上が目標となります。

3. 合計pipsと勝ち負けそれぞれの合計pips

合計pipsは、全トレードにおける総獲得pipsを示し、戦略の効率を評価するための重要な指標です。

また、勝ち負けそれぞれの合計pipsを分析することで、勝トレードと負けトレードのバランスを理解し、改善点を見つけることができます。

4. 平均利益pipsと平均損失pips

平均利益pipsと平均損失pipsは、勝トレードと負けトレードの平均的なパフォーマンスを示します。

この2つの指標を比較することで、リスクリワードのバランスを評価し、戦略の持続可能性が判断できます。

5. プロフィットファクター

プロフィットファクターは、先に述べた通り、総利益を総損失で割った値で、戦略の収益性を示します。

1.5以上のプロフィットファクターは、効果的なトレード戦略を示しています。

この指標は、長期的な利益の持続可能性を評価するのに役立ちます。

6. ドローダウン

FX手法の検証のドローダウンの解説画像

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

ドローダウンは、口座資金の最高点からの最大減少率を示し、戦略のリスクレベルを評価するのに役立ちます。

ドローダウンが低いことは、戦略が潜在的な損失をうまく管理していることを示しています。

なお、上のグラフは口座残高の推移(一部分)です。

これでも視覚的に、残高の増減やドローダウンの大きさを把握できます。

自分で行った検証による手法の改善例

結果の概要

FX手法の検証結果の概要

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

先に紹介した仮説の例について、実際にチャートを動かしながら検証を行ってみました。

その結果のデータは、上の通りですが、主要なところは次の通りです。

  • 6か月間で合計24トレード
  • 12勝12敗で勝率5割
  • 1か月あたりのトレード回数は4回で、週あたり1回弱。

プロフィットファクターが1.04でした。

よって、この手法は運用することができません。
つまり、追加でルールを設定して再検証する必要があるということですね。

なお、個々のトレードのデータは次の表のとおりです。

FX手法の検証結果

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

エントリーポイントの選定

トレード中の気づきとしては、エントリー直後から見込み違いでエントリーの思惑方向と逆行することは、それほど多くなかったです。

よって、エントリーポイントの選定については、優先的に改善しなくてもいいようです。

利益確定ポイントの改善

FX手法の検証|利確の改善

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

検証結果より、損切りと利益確定のポイントの設定にはより工夫を入れるべきだと思いました。

リスクリワード比1:1は、無理のない設定だと思いましたが、実際に検証してみると、あと一歩で目標値に達しそうだったがその手前で反転が始まり損切りになってしまうというケースが多かったです。

逆に、強くて長期のトレンドが発生しているのに、1:1で利益確定した後も押しを作らずそのまま伸び続けるケースが何度かありました。

ホールドし続ければ大きな利益をゲットするチャンスだったが、再エントリーすらできません。

この点に関しての改善案は、

  • 利確目標の1/2~3/4に価格が到達したら、損切りラインを建値(正確には「エントリーした価格+スプレッド分の価格」)に持っていく
  • さらに、そのあとの残りのポジションは分割決済で利益確定を狙う。
    デッドクロスなどのサインが出るまで持ち続ける

などの柔軟な対応が必要だとわかりました。  

エントリーチャンスの増加

FX手法の検証時のエントリーチャンスの増加について

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

また、検証して分かったことは予想以上にエントリーチャンスが少なかった点です。

特に期間の後半は、押しのほとんどない長期の上昇トレンド続いたからです。

このルールのままでは、レンジ相場だけでなく、トレンドが一方向に強く出続けているときも使いにくいです。
このような場面では、他の手法・トレードスタイルをとるか、強いトレンドが継続していると判断できれば、短期・中期の移動平均線の期間を短くするなどの対応を取る必要があると感じました。              

戦略の適応性

FX検証の手法や戦略の適応性

(画像:Forex Tester 6|Forex Testerは、Forex Tester Incの商標商品)

検証結果からルールの追加や特例、または変更が必要なことが分かってきます。

例えば短期と中期の移平均平均線がクロスしているのかどうか位置関係が分かりずらい場面が何度かありました。

このような場面はどのように対応するのか、追加ルールの検討が必要です。

トレード回数の増加策

検証でトレード回数が少ないことが分かりました。

また、トレード回数が少ないことについての対策は、一つは先ほど述べた通りに長いトレンドが出ているときには移動平均線の期間を短くすることです。

もう一つは、別の通貨ペアを選択することでトレード回数を増やすことができます。

FX検証おすすめソフトウェア

FX検証おすすめソフトウェア

トレーダーにとって、強力な検証ツールは必須です。

ここでは、トレード戦略の有効性をテストし、改善するためのおすすめFX検証ソフトウェアを紹介します。

これらを使用することで、リアルタイムの相場環境に近い条件下でトレード戦略を確かめ、精度を高めることが可能になります。

おすすめの検証ツールとその選び方

トレードの精度を高めるためには、実践に近い環境での検証が可能なソフトをチョイスする必要があります。

以下では、使いやすさ、機能性、サポート体制を基準に、3つの高品質なFX検証ソフトをお勧めします。

1. Forex Tester

ForexTester5

Forex Testerは、特に使いやすさと機能の豊富さで知られるFX検証ソフトです。

ほとんどのFXトレーダーがこのソフトを持っているのではないかと言うくらい有名な検証ソフトです。

Forex Tester では、過去の市場データを用いて取引戦略をテストし、練習することが可能です。

ユーザーは、リアルタイムの市場条件を模した環境で、自身の取引戦略の有効性を確かめることができるのが特徴です。

初心者には機能が多すぎてとっつきにくいと感じることもあるかもしれませんが、すぐに慣れるのでその良さがわかってきます。

日本語での表示が可能で、最近では日本におけるサポートも充実しています。

これにより、初心者でも容易に操作を学び、取引スキルを磨くことができます。

返金保証もあり、万が一の場合でも安心して利用開始できる点が魅力です。

価格はやや高めですが、一度購入すれば、新しいグレードになっても、一定の場合には無料でアップグレードができるのは親切だと思います。

2. MT4裁量トレード練習君プレミアム

「MT4裁量トレード練習君プレミアム」は、日本国内で開発されたユーザーフレンドリーだと評判のFX検証ソフトです。

私は使用しましたが使用感の高いソフトです。

MT4のプラットフォーム上で動作し、リアルな取引環境を再現できるからです。

また、日本語対応であり、国内ユーザーからの問い合わせにも迅速に対応してくれるというメリットもあります。

ただし、他のソフトウェアと比較すると、「巻き戻し機能」がない点がデメリットとされています。

使い勝手の良さと信頼性、価格がForex Testerよりも安めに設定されていることが高評価されている理由です。

3. Think Trader

Think Traderは、モバイル向けに特化したFX検証ソフトであり、パソコンはもちろん、スマートフォンやタブレットでの利用が可能です。

このソフトは、特に、外出中でも取引戦略の検証や練習を行いたいトレーダーにおすすめです。

無料で利用できる点も大きな魅力です。

英語表記されていて日本語版がないのが難点ですが、海外のFX検証ソフトとしては、その使い勝手の良さと機能性で多くの賞を受賞しています。

また、レイアウトがよく視認性がよいです。

英語に自信がある方、または英語学習を兼ねてFX取引スキルを磨きたい方に最適な選択肢です。

これら3つのソフトウェアは、それぞれ独自の強みを持っていますが、他にも、以下のプラットフォームでも検証が可能です。

  • MT4/MT5(ストラテジーテスターやステップバイステップ機能を使用)
  • Trading View(リプレイモード。ただし、無料プランでは日足以上のチャートでしか使えない。)

特にTrading Viewでの検証は、集計は手計算が必要ですが、視認性に優れているのでわかりやすく、試行回数が少ない場合なら使いやすいです。

検証に役立つ書籍

FXの検証について細かく解説した書籍で売れ行き数や高評価数が多いものはありませんが、検証の対象である手法の最大最重要の要素であるテクニカル分析について書かれた書籍をご紹介しておきます。

自分で使えそうだと思った分析法があったら、検証ソフトを回して効果を確認してみるのが宜しいかなと思います。

1. 結果を勝ち取る! 実戦のFXテクニカル

  • 著者:中野佑也
  • 内容:FXで勝つためのテクニカル分析の手法を解説。初心者にもわかりやすいように、図解を豊富に使用。
  • おすすめポイント:実際に著者が使用している手法を紹介しているので、実践ですぐに役立つ。

2. ずっと使えるFXチャート分析の基本

  • 著者:田中宏行
  • 内容:FXチャート分析の基本を丁寧に解説。チャートの基礎知識から、テクニカル指標の活用法まで幅広く学べる。
  • おすすめポイント:初心者向けに書かれているので、チャート分析の勉強をこれから始める人におすすめ。

3. FXチャートリーディングマスターブック

  • 著者:井上義教
  • 内容:FXチャートの読み方を徹底解説。チャートパターンやプライスアクションなど、上級者向けのテクニックも学べる。
  • おすすめポイント:すでにチャート分析の基礎知識がある人におすすめ。

これらの書籍は、いずれもFXの過去検証に役立つ内容となっています。

もし興味があるなら、一度書店で手に取ってみて、自分のレベルに合わせて最適なものを選んでください。

FX 手法 検証を成功に導く最終アドバイス

FXのリアル相場は、常に変化し、新たな局面が生まれ続けています。

FXトレードを成功するためには、自分自身のトレード手法の検証と改善を繰り返すことが不可欠です。

ここで紹介した検証プロセスやツールを活用し、自己のトレード戦略を客観的に評価することで、より良いトレード手法へと磨き上げることができます。

検証を重ねることで見えてくる自身のトレードスタイルの強化、市場の変動に適応する柔軟性、そして損失を最小限に抑えつつ利益を最大化する知識は、今後の貴重な資産となります。

この記事があなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。


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実際の投資に関しては、自己責任において行ってくださいますようお願いいたします。

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