


画像を見ながら設定してみよう!
MT4のフィボナッチに、比率だけでなく価格も表示したい。
設定する場所は、Fiboプロパティの[フィボナッチレベル]にある各レベルの[説明]欄です。
例えば、38.2%の行の説明を 38.2 [%$] にすると、そのレベルの価格も表示できます。
この記事では、PC版MT4の設定手順を画像で確認しながら、入力例と、価格が表示されないときの対処を解説します。
MT5については、公式ヘルプで確認できる範囲を後半で補足します。



それは興味あるな!
価格表示は、チャートで見つけた水準を、具体的な数値として確認するために使います。
実は、フィボナッチの使い方や目的は、トレーダーによって様々なんです。
フィボナッチの比率を手法に使っていなくても、価格の比較や値幅の目安を調べるときに活用できます。
こちらも合わせて解説していきますね。
ただし、価格を表示する機能と、売買すべき価格を判断することは別です。
線を引くだけで注文が出ることもありません。
この記事が、あなたのトレードライフの向上のお役に立てれば幸いです。
MT4フィボナッチに価格を表示するメリット
フィボナッチの比率を見つけたあと、その水準がいくらなのかを確認する場面がありますよね。
例えば、38.2%や61.8%という比率だけでなく、その線に対応する価格を表示できれば、数値を確認しやすくなります。
価格目盛りにカーソルを合わせて調べる手間が減り、各レベルを比較しやすくなります。
ただし、フィボナッチの起点・終点を動かすと、表示価格も変わります。
指値・逆指値注文を検討するときも、注文画面へ入力する価格の参考になります。
さらに、フィボナッチは、決済の目標値を分析するためにも利用されます。
利確の候補となる水準を、価格で確認することにも使えます。
便利なのは「水準を数値で把握できる」ことです。
その水準で反転することを保証する機能ではありません。
MT4フィボナッチの価格表示設定|説明欄に半角の%$を入れる
変更するのは、基本的に各レベルの説明文です。
価格表示のために、比率を指定する[レベル設定]の数値を変える必要はありません。
デフォルトと価格表示設定後の違いを確認
デフォルト状態(最初の状態)では価格表示がされていません。
まずは、設定前と設定後の違いを確認しましょう。
以下の画像をご覧ください。

分かりやすくズームアップして比較してみますね。

比率の横に価格が表示されるので、各ラインの水準を確認しやすくなります。
それでは、MT4フィボナッチに価格を表示する手順を解説していきますね。
画像で確認する価格表示の設定手順
フィボナッチに価格表示させる手順は以下のようになります。
②右クリックでプロパティを選択。
③[フィボナッチレベル]>[説明]の数値の横に%$と入力する。
④見やすいようにカスタマイズする。
それでは、画像と共に解説していきます。
① フィボナッチリトレースメントを描く

[①-1]上部ツールバーのフィボナッチリトレースメントを選びます。
アイコンが見つからない場合は、[挿入]→[フィボナッチ]→[リトレースメント]から選択してください。
[①-2]チャート上の二つの基準点を結び、フィボナッチを描きます。
② 描いたフィボナッチのプロパティを開く

描いたフィボナッチの点線部分をダブルクリックして選択します。
選択のクリック回数は、MT4の設定によって異なる場合があります。
選択した線の上で右クリックし、[Fiboプロパティ]を開きます。
選びにくい場合は、[チャート]→[表示中のライン等]から対象のFiboを選び、[編集]で開く方法もあります。
③ 各レベルの説明欄に「%$」を追加する

[③-1][フィボナッチレベル]タブを開きます。
[③-2]価格を表示したい行の[説明]をダブルクリックします。
38.2%の行なら、例えば 38.2 [%$] と入力してください。
[全般]の説明欄ではなく、各レベルの説明欄に入れます。
全角の「%$」や、逆順の「$%」では価格表示になりません。
[③-3]価格を表示したい各行へ入力し、[OK]をクリックします。
チャートに戻り、比率と価格が表示されたか確認してください。
④ 比率と価格を括弧やスペースで区切る
38.2%$ のように区切らず入力すると、比率と価格が続いて読みにくくなります。
括弧やスペースを入れると、下の画像のように見分けやすくなります。

例えば、価格の部分を [%$] と括弧で囲みます。

%$ が価格に置き換わり、括弧や区切り文字はそのまま表示されます。
下の画像A〜Dに対応する入力例をまとめました。

| 図の表示例 | 説明欄への入力例 |
|---|---|
| A:括弧で区切る | 38.2 [%$] |
| B:縦線で区切る | 38.2 | %$ |
| C:スラッシュで区切る | 38.2 / %$ |
| D:スペースで区切る | 38.2 %$(半角スペース3個) |
価格表示の仕組みは同じなので、見やすい区切り方を選んでください。
MT4フィボナッチの価格が表示されないときの対処
価格が出ないときは、MT4を入れ直す前に、次の順に確認してみてください。
| 症状 | 確認する箇所 | 対処 |
|---|---|---|
| %$の文字がそのまま出る | 全角の%$や、記号の順番 | 半角の %$ を続けて入力 |
| 価格が追加されない | 入力した説明欄の場所 | [全般]ではなく[フィボナッチレベル]の各行を編集 |
| 一部の線だけ価格が出ない | 各レベルの説明 | 表示したい行すべてに %$ を追加 |
| 別の線だけ変わった | 選択中のフィボナッチ | 対象を選び直してプロパティを確認 |
| レベル自体が見えない | 表示選択・色・チャートの範囲 | 対象時間足で表示される設定と線の色を確認 |
| 設定が元に戻った | 初期化や別オブジェクトの設定 | 対象の説明欄を開き直し、保存した文字列を確認 |
「レベル設定」と「説明」は別の欄です。
例えば38.2%の線なら、レベル設定は 0.382、説明は 38.2 [%$] という組み合わせになります。
レベル設定へ 38.2 や %$ を入れないようにしましょう。
MT5でも価格を表示できる?
PC版MT5の公式ヘルプでも、フィボナッチの各レベルの説明に %$ を入れて価格を表示する方法が案内されています。
ただし、この記事の操作画像はPC版MT4です。
MT5やスマホアプリの画面を同じものとして扱わず、お使いの版の設定画面を確認してください。
参考:Titan FX「MT4でフィボナッチ・リトレースメントを利用する方法」 / MetaQuotes「MT5 Fibonacci Retracement」
価格表示の活用例①|注文候補の水準を確認する
フィボナッチリトレースメントは基本的に、ひとつのスイングに対しての押し戻りのレベルを測るために利用されます。
価格を表示しておくと、その水準を注文候補として検討しやすくなります。
次の図は、複数の分析材料が重なる場所を確認する過去の例です。
同じ条件での反転や利益を保証するものではありません。
以下の画像をご覧ください。

上図では、38.2%で反発して下落していますね。
- ダウ理論的にダウントレンド。
- トレンドラインがレジスタンスになる可能性がある。
- 20EMAがレジスタンスになる可能性がある。
- フィボナッチリトレースメントを引くと38.2%が全ての抵抗と重複している。
ここで、重要になってくるのが、今回の記事のテーマであるレベルの価格表示です。
押し目・戻りの水準を検討するときに、フィボナッチの価格表示が役立ちます。
フィボナッチに価格を表示させていると、38.2%の価格がひと目で確認できますね。
図では38.2%が112.167円と表示されています。
ただし「表示された価格にそのまま注文すればよい」という意味ではありません。
注文の前には、現在値との関係、注文種別、スプレッド、損切り位置を確認してください。
価格表示は、入力する水準を確認するための補助として使います。
価格表示の活用例②|リスクリワードの目安を測る
フィボナッチのレベルは、任意の比率を追加することもできます。
0%と100%の間隔を一つの値幅として、200%・300%の位置を表示してみましょう。
ここでは、買いのエントリーを100%、損切りを0%と仮定した場合の、値幅の比較に使います。
それでは、さっそく解説していきますね。
まずは、下の画像と表を参考に、必要なレベルを追加してください。

| レベル設定 | 説明の入力例 | 対応する比率 |
|---|---|---|
| 0 | 0 [%$] | 0%(基準) |
| 1 | 100 [%$] | 100% |
| 2 | 200 [%$] | 200% |
| 3 | 300 [%$] | 300% |
| 4 | 400 [%$] | 400% |
[追加]ボタンで、必要に応じてレベルを入力します。
すでに1がある場合は重複させず、説明欄だけを編集してください。
[レベル設定]は 1・2・3・4、[説明]は 100 [%$] などと入力します。
レベル設定の1は100%、2は200%に対応します。
行を増やすときは[追加]、不要な行を消すときは行を選んで[削除]を使います。
既存の数値や説明は、該当する欄をダブルクリックして編集します。
元の設定へ戻したい場合に備え、変更前の画面を保存しておきましょう。
これで、フィボナッチリトレースメントのパラメーター設定は完了です。
それでは、具体的にどのようにフィボナッチの価格表示を逆指値やリスクリワードに利用していくのか解説していきます。
まずは、次の画像をご覧ください。

図は、直近高値を上抜けた場合の買いを想定し、価格の間隔を比較した例です。
現在の相場に対する売買の指示ではありません。
① 図のように、0%を安値、100%を高値に合わせます。
フィボナッチの向きによって位置が変わるため、数字を確認してください。
② 図中の100%は105.543円、0%は100.081円です。
高値の少し上で買う例なら新規の逆指値注文、安値の少し下で損切りする例ならストップロス(逆指値)を検討することになります。
損切りを「指値注文」と混同しないでください。
③ 100%で買い、0%で損切りするという仮定なら、200%付近までの利益幅は損失幅とほぼ同じです。
図では200%が111.006円と表示されています。
④ 同じ仮定で300%付近まで見ると、利益幅は損失幅の約2倍です。
図では300%が116.468円と表示されています。
実際の注文を100%より上、損切りを0%より下にずらすと、200%・300%でのリスクリワードも変わります。
図の1:1・1:2は、基準点をそのまま使う場合の値幅の目安です。
発注時は、実際の予定価格と取引コストで計算し直しましょう。
実際のリスクリワードは注文価格で計算する
買いの場合、取引コストを含めない価格差での計算は、次のようになります。
| 確認項目 | 計算方法 |
|---|---|
| 損失幅 | エントリー価格 − 損切り価格 |
| 利益幅 | 利確価格 − エントリー価格 |
| リスク:リワード | 損失幅:利益幅 |
例えば、エントリー150.10円・損切り149.90円・利確150.50円なら、損失幅0.20円に対して利益幅0.40円で1:2です。
これは計算用の仮の数値で、売買の推奨価格ではありません。
実際には約定価格や手数料などによって損益が変わるため、発注前に確認しましょう。
まとめ|価格表示は「説明欄の%$」から設定しよう
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で、すべて解説していますので、参考にしてください。
MT4でフィボナッチの価格を表示するには、各レベルの説明欄に半角の %$ を追加します。
例えば 38.2 [%$] のように入力すれば、比率と価格を区別して確認できます。
表示されない場合は、入力欄・半角記号・編集した対象のフィボナッチを順に確認しましょう。
価格表示を整えたら、注文の前に起点・終点とリスクも確認してくださいね。




















