一度設定すると手放せなくなるほど重宝するチャート設定。
それが、ディナポリチャートです!
今すぐ利用したいのに・・・
『ディナポリチャートがMT4にない・・・』
そうなんです。
MT4がメジャーアップデートされてから、ディナポリチャートはデフォルトでは搭載されていません。
そこで、この記事では、ディナポリチャートの設定方法と、MT4チャートテンプレートを無料ダウンロードできるようにしておきましたので、必要な方はご活用ください。
チャートを設定するだけではなく、是非、ディナポリ氏のチャート設定の理解を深めてみて下さい。
そして、ディナポリ氏の手法を学ぶだけでも、トレードスキルの幅が随分と広がります。
私も、ディナポリチャートと10年前に出会い、今現在でも影響を受けているトレーダーのひとりです。
この記事が、あなたのトレードスキルの向上のお役に立てれば幸いです。
目次
ディナポリチャートとパラメーター設定の解説
まずはじめに、ディナポリチャートがどのようなインジケーターを利用して、どのようなパラメーター設定でチャートを表示しているのか解説していきますね。
ディナポリチャートで利用されているインジケーターとパラメーター設定値
まずは、チャート画像をビジュアル的に確認してみましょう。
DMA(7×5)
DMA(25×5)
MACD(8,17,9)
stochastic(8,3,3)
さて、ここで、あまり聞きなれないインジケーターがありますね。
『DMA』です。
次の項目でDMAを詳しく解説していきますね。
DMAとは?
DMAは、ディナポリチャートの一番の特徴になり、分析するうえで肝になるインジケーターなので、ここで詳しく解説しておきます。
DMAとは、SMA(単純移動平均線)を先行させた(ズラしたした)移動平均線のことを言います。
馴染みのある移動平均線は、[単純=Simple・移動平均線=MovingAverage]ということから『SMA』と呼ばれます。
DMAとは、[ズラした=Displaced・移動平均線=MovingAverage]ということで『DMA』と呼ばれています。
DMAは、設定する上で2つの変数を持っていることになります。
例えば、
DMA(3×3)は、『過去3本分のローソク足で計算したSMA』を、『ローソク足3本分だけ先行させる』という意味になります。
◇『DMA』とは、ズラした=Displaced・移動平均線=MovingAverageの略
◇DMA(3×3)とは、SMA3を3期間先行させた移動平均線
ディナポリチャートのMT4テンプレートをダウンロードする
数年前までディナポリチャートは、MT4内の定型チャートにデフォルトで用意されていました。
しかし、メジャーアップデートされてから、ディナポリチャートが、なぜか姿を消してしまいました。
個人的にとても残念でした。
また、デフォルトからディナポリチャートが無くなったことで、チャート設定する際にお困りの方も多いはずです。
そこで、自身でもディナポリチャートは設定できますが、誰でも簡単に設定できるように、ディナポリチャートのMT4テンプレートをこちらで用意しておきましたので、必要な方はご活用ください。
白背景の【Dinapoli_White】
黒背景の【Dinapoli_Black】
の2種類を用意しています。
チャート背景や、インジケーターの色は好みがありますので、設定後に変更してください。
MT4ディナポリチャートテンプレートは、下のボタンをクリックするとダウンロードできます。
ディナポリチャートの設定方法
【Dinapoli_chart_White&Black】のダウンロードが終わったら、MT4にテンプレートを導入して、チャートに反映していきます。
それでは、解説していきますね。
まず、ダウンロードしたファイルは、zip形式になっているので、解凍して通常のファイル形式にします。
①【Dinapoli_chart_White&Black】ファイル上で、右クリック。
②すべて展開を選択して、[展開]ボタンをクリックします。
次に、展開したテンプレートをMT4に導入します。
③メニューより[ファイル]を選択してください。
④そこから、[データフォルダを開く]を選択します。
⑤ダウンロードした2種類のテンプレートファイル(Dinapoli_Black.tpl、Dinapoli_White.tpl)をコピーしてください。
⑥その後に[templates]にペーストしてください。
(※⑤⑥は、ドラッグ・アンド・ドロップ でも構いません。)
⑦一度MT4を閉じて、再度MT4を立ち上げると、定型チャートに[Dinapoli_Black.tpl、Dinapoli_White.tpl]が設定されています。
天才トレーダー!ジョー・ディナポリとは
ディナポリチャートの生みの親、ジョー・ディナポリ氏とは、どのような方なのか改めて紹介しておきたいと思います。
ディナポリ氏といえば、フィボナッチ。フィボナッチと言えばディナポリ氏の名前が頭に浮かぶほど、世界的に有名な元祖フィボナッチトレーダーです。
トレード経験は40年以上で、トレーダーだけではなく、国際的にも認められた講演者としても活動されています。
25年あまりにわたり公認のCTA(商品投資顧問)として、米国のほか欧州やアジアの主要金融都市で独自のトレードテクニックを教えた経験を持ち、世界の23の金融センターで満員の聴衆に対してセミナーを開いた実績があります。
日本でも何度かセミナーを開催していました。
現在は、バンコクのオフィスで巨額の資金を運用していると言われています。
とにかく、誰もが認める天才トレーダーです。
ディナポリ手法のまとめ
ディナポリの手法は別記事で紹介しようと思いますが、ここに有名なディナポリ手法を紹介しておきます。
先程の紹介にもありましたが、ディナポリは、元祖フィボナッチトレーダーです。
基本的に、DMAを利用した分析で、かつフィボナッチ級数を用いて導き出したエリアで取引する手法がメインです。
『この手法で勝てますか?』とかではなく、理解を深めるだけでトレードスキルの幅は確実に広がります。
有名な手法は、
があります。
他にもいくつかありますが、この4つがメジャーな手法です。
また、ディナポリ氏は、
スラスト、ダブルレポフェイラー、ルックアライクス、ストレッチ、フィブスクワット、ブレッドアンドバターなどの独自用語で分析解説しています。
さらに、オシレータープレディクターなど独自インジケーターを利用してトレードしています。
このすべてを理解するのは、随分と時間がかかるので、私的には、上記の4つだけで十分トレードに活かすことができると思っています。
まとめ
この記事を熟読された方は、説明をするまでもないですが、ディナポリのチャート設定に魅了された方だと思います。
現在、MT4のデフォルトに入っていないので、設定にお困りの方のお役に立てればと思いこの記事を書きました。
しかし、トレードはチャート設定だけで勝てるほど甘くはないのは言うまでもありません。
ディナポリ氏は、フィボナッチで有名なだけではなく、根強い徹底した研究家としても賞賛されています。
ディナポリチャートをどのように活用するのかは、あなた次第です。
ディナポリチャートに出会っていくつものアイデアを頂きました。
それから現在に至るまで、私のチャートにはDMAが常に表示されています。
それくらい、手放せないのがディナポリチャートです。
いつもありがとうございます。
プロトレーダーのサイトでディナポリを使っていました。
このサイトでもディナポリを解説していましたのでFX集中口座で勉強したいと思いました。