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ハーモニックの基本!ABCDパターンを習得してFX手法に応用する

ハーモニックパターンの基本AB=CDの解説画像
お悩みトレーダー
『ABCDパターン』『AB=CD』ってなによ?
エイク
ABとCDの長さが同じってことでしょ!
メンター
ん~・・・

AB=CDパターンは多くのトレーダーが意識している分析方法じゃ。

なぜなら多くの手法に利用されているからね。

しかも、AB=CDには、しっかりとしたルールがあるんじゃ。

それでは、今日は、AB=CDについて教えてあげよう。

AB=CD(ABCDパターン)は、ハーモニックパターンの基礎になるものです。

ハーモニックパターンだけではなく、他の手法にも多く利用されています。

つまりのところ、とてもメジャーな分析方法ということです。

ABCDパターンは、世界中のトレーダーが利用している分析方法ですので、非常に強く意識されるチャートポイントになります。

そのことにより、どのような手法にも応用可能な万能的な分析方法になります。

この記事では、AB=CD(ABCDパターン)を深く、分かり易く解説していきますね。

さらに、

  • AB=CDの基本
  • 知って起きたい3つのAB=CDパターン
  • AB=CDをなぜ理解する必要があるのか?
  • AB=CDが利用されている手法

を解説しています。

AB=CDを理解することで、多くの手法に応用できるようになります。

そのことにより、絶妙なポイントでエントリーまたは、エグジットができるようになります。

この記事が、あなたのトレードレベルの向上のお役に立てれば幸いです。

さらっとAB=CD(ABCDパターン)を解説

まずは、簡単にさらっとAB=CDを解説します。

AB=CDを簡単に理解しよう

基本的にAB=CDとは、

N波動の推進波ABと調整後の推進波CDが同じ幅になるということです。

以下の画像をご覧ください。

AB=CDの解説

とても簡単ですね。

それでは、実際のチャートでも確認してみましょう!

AB=CDのチャート画像

全く同じ長さの赤線を引いています。

綺麗にAB=CDが決まっていますね。

AB=CDはどうやって使うの?

AB=CDは分かったけど、

『いつ利用すればいいのか?』

『どのように使えばいいのか?』

ですよね。

AB=CDは万能な分析手法で、エントリーにもエグジットにも使うことができます。

主に、以下の2つになります。

・逆張りエントリー

・利食い目標(エグジット)

それでは、次の項目より本格的なAB=CDパターンを解説していきます。

3つのAB=CDパターン

この項目より、AB=CDパターンを詳しく解説していきますね。

フィボナッチを理解していない方にとっては、少し難しいと感じるかもしれません。

しかし、ゆっくり読めば大したことはないので、ご安心ください。

それでは、AB=CDパターンの解説をしていきます。

AB=CDパターンは大きく分けて3つあります。

  • ①AB=CD|時間
  • ②クラシックAB=CDパターン
  • ③AB=CDエクステンションパターン

それでは、ひとつずつ解説していきます。

 

①AB=CD|時間(横軸)

time of AB=CD
AB=CD(時間)

●AB=CD

●時間AB=時間CD

ひとつめは、スタンダードで最も効果的なAB=CDです。

ABとCDが同じ長さに加えて、AからBにかけた時間と、CからDにかけた時間が同じ時間になります。

長さも、時間も同じですので、ビジュアル的にも綺麗な形のAB=CDになます。

そのことによって、D地点を意識する参加者が多くなり非常に機能します。

②クラシックAB=CD

クラシックAB=CD
補足
ハーモニックパターンで著名なトレーダー、スコット・M・カーニー氏は

クラシックパターンを、Ideal(理想的な)AB=CDパターンとして紹介している。

クラシックAB=CD

●②-1|AB=CD(1.618BC)(C地点はABのリトレースメント61.8%)

●②-2|AB=CD(1.27BC)(C地点はABのリトレースメント78.6%)

上図の解説が[クラシックAB=CD]です。

フィボナッチが加わったので少し難しくなってきたかもしれませんが、ゆっくり読み進めてください。

②-1|クラシックAB=CD(1.618BC)

クラシックAB=CD(1.618BC)は、今までの解説と同様、ABとCDの長さは同じです。

つまり、AB=CDです。

ただし、若干のルールが加わります。

AB=CD(1.618BC)
(a)C地点がABのリトレースメント61.8%である。
(b)D地点がBCのエクステンション1.618%である。
(c)そのとき、AB=CDになる。

上記のルールが本当にそのようになるのか、下の図で確認してみましょう。

クラシックAB=CDをチャートで解説

ABCDの波形がありますね。

C地点がABのリトレースメント61.8%(赤)で反発しています。

AB=CDは、エクスパンション100%(青)で計算できます。

D地点(ABCのエクスパンション100%)を確認すると、BCのエクステンション(黒)161.8%ですね。

フィボナッチリトレースメントの引き方
【上級者への近道!ディナポリ手法の超便利なDMAとフィボナッチ】
(フィボナッチリトレースメントの目的と使い方)

フィボナッチエクスパンションの引き方
【フィボナッチエクスパンションの使い方!上級者の引き方と数値設定】

フィボナッチエクステンションの引き方
【超便利!フィボナッチエクステンションの基本から応用まで完全マスター】
(フィボナッチエクステンションの応用的な使い方②|V値計算)

を参考にしてください。


もう一度、先ほどのルールを確認してみましょう!

(a)C地点がABのリトレースメント61.8%である。
(b)D地点がBCのエクステンション1.618%である。
(c)そのとき、AB=CDになる。

つまり、リトレースメントの61.8%で反発したときのAB=CDは、BCの1.618倍(161.8%)ってことです。

これが、クラシックAB=CD(1.618BC)です。

 

②-2|クラシックAB=CD(1.27BC)

こちらもAB=CDには変わりありません。

若干のルールがあるだけです。

AB=CD(1.27BC)
(a)C地点がABのリトレースメント78.6%である。
(b)D地点がBCのエクステンション127%である。
(c)そのとき、AB=CDになる。

それでは、先ほどと同じように確認してみましょう

クラシックAB=CDをチャートで解説②

ABCDの波形がありますね。

C地点がABのリトレースメント78.6%(赤)で反発しています。

AB=CDは、エクスパンション100%(青)で計算できます。

D地点(ABCのエクスパンション100%)を確認すると、BCのエクステンション(黒)127%ですね。


もう一度、先ほどのルールを確認してみましょう!

(a)C地点がABのリトレースメント78.6%である。
(b)D地点がBCのエクステンション127%である。
(c)そのとき、AB=CDになる。

つまり、リトレースメントの78.6%で反発したときのAB=CDは、BCの1.27倍(127%%)ってことです。

これが、クラシックAB=CD(1.27BC)です。

③AB=CDエクステンションパターン

AB=CDエクステンションの解説
補足
ハーモニックパターンで著名なトレーダー、スコット・M・カーニー氏は

エクステンションパターンを、Alternate(代わりの)AB=CDパターンとして紹介している。

AB=CDエクステンション

●1.27AB=CD

●1.618AB=CD

ABのフィボナッチ比率に近似した比率でCDが伸びる場合が多く確認できるで、これを許容する。

最後に、AB=CDエクステンション(延長)の解説です。

今までは、AB=CD

つまり、ABとCDが同じ長さで初めて機能するということでした。

しかし、AB=CDエクステンションは、

AB=CDではないが、ABのフィボナッチ比率に近似した比率で伸びる場合が多いので、特定のレベルの延長を許容するというルールです。

代表的なAB=CDエクスパンションです。

AB=CDエクスパンション

【1.27AB=CD】CDの長さが、ABの1.27倍(127%)

【1.618AB=CD】CDの長さが、ABの1.618倍(161.8%)

この2つのレベルは、AB=CDとして機能するということです。

 

以上が、AB=CDの解説です。

 

最後にとても大切な解説をしておきたいと思います。

AB=CDをなぜ、理解する必要があるのでしょうか?

または、なぜ機能するのでしょうか?

それは、世界中のトレーダーが意識しているからです。

そのあたりの解説を最後にしておきます。

AB=CDをなぜ理解する必要があるのか?なぜ機能するのか?

最後に、なぜAB=CDが機能するのか?なぜ、反転するのか?

その根拠を解説しておきます。

理由は、AB=CDを利用した手法があるからです。

すべて、世界的にメジャーな手法です。

  • ①値幅論
  • ②ハーモニックパターン
  • ③チャネルライン

簡単に解説していきます。

①値幅論(N値)

AB=CDとは、そもそも値幅論のことです。

エントリーしたポジションはどこかで決済しなければいけません。

その中で、最も意識されるのが、N値の値幅計算AB=CDです。

つまり、エグジットで反対売買のポジションが入ることで、D点で反発するというわけです。

N値の値幅計算については、

【FX鉄板の値幅計算!N値・E値・V値・VT値で利益を増やそう】で分かり易く解説しています。

②ハーモニックパターン

欧米では、人気のハーモニックパターンという手法があります。

AB=CDは、ハーモニックパターン手法の一部です。

AB=CDとハーモニック

XAのリトレースメントとAB=CDを合わせた手法が「ハーモニックパターン」です。

ここでは、詳しく解説しませんが、ハーモニックでクラシカルなパターンが

  • ガートレー
  • バット
  • バタフライ
  • クラブ

などがあります。

D地点が、ハーモニックパターンのエントリーポイントになります。

よって、AB=CDパターンが強く意識されます。

ハーモニックパターン一覧のまとめ

この記事で、さらに深くハーモニックパターンを解説しています。

【ハーモニックパターン一覧表を無料ダウンロード!1記事で分かる手法の見方と使い方】

③チャネルライン

トレンドラインを平行に描いて、波動を追いかけたラインのことをチャネルラインといいます。

値幅が同じ波形が連続することで、チャネルラインやトレンドライン、ボックスができます。

以下の画像をご覧ください。

AB=CDとチャネルライン

ラインを意識しているトレーダーと、AB=CDを意識しているトレーダーが、同じポイントでアクションを起こすので、AB=CDが機能します。

 

①値幅論、②ハーモニックパターン、③チャネルラインは、多くのトレーダーが活用している手法になります。

どうです?

AB=CDってバカにできないでしょ!

まとめ

AB=CDパターンは、多くの手法で利用されている非常に万能な分析方法です。

最後に、AB=CDをまとめておきます。

AB=CDの使い方
・逆張りエントリー
・利食い目標(エグジット)
3つのAB=CDパターン
①AB=CD|時間
②クラシックAB=CDパターン
③AB=CDエクステンションパターン
AB=CDが利用されている手法
①値幅論
②ハーモニックパターン
③チャネルライ

AB=CDパターンを覚えておくことで、今後のトレード手法を習得する際に非常に便利です。

特に、ハーモニックパターンを利用するのであれば必須の分析手法ですので、是非この記事でマスターしてください。


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