
MT4の過去チャートで日付が数週間・数か月飛んだり、途中のローソク足が欠けたりする場合は、履歴データが十分に読み込まれていない可能性があります。
まずは接続とチャートの更新を確認し、それでも欠落が残る場合に履歴データの再取得を検討しましょう。
ただし、週明けの窓開けや相場急変による値飛びは、データの不具合とは限りません。
この記事では、Windows PC版MT4を対象に、表示の確認からヒストリーセンターの操作まで順番に解説します。
MT4の期間が飛ぶ状態と、正常な価格ギャップの違い
まず、日付の欠落なのか、価格が離れて始まる正常な値動きなのかを見分けます。
| チャートの状態 | 考えられること | 最初の確認 |
|---|---|---|
| 営業日のローソク足が数週間・数か月分ない | 履歴データの不足や取得の問題 | 通貨ペア・時間足・欠落期間を確認 |
| 週末や休場を挟んで価格が離れる | 休場後の窓開けなど | 取引時間と業者のチャートを確認 |
| 1本だけ極端に長いヒゲがある | 実際の急変、配信価格の問題など | 日時と高値・安値を業者に確認 |
| 最新の価格が更新されない | 休場、接続やログインの問題など | 接続状態と取引時間を確認 |
EURGBPの1時間足で期間が欠けた例

上の例では、EURGBPの1時間足で「2015.9.1」から「2015.11.16」へ日付が飛び、途中のローソク足が表示されていません。
このように営業日を含む長い期間が欠ける状態は、通常の週末の窓開けと区別して確認します。
履歴データは、各ローソク足の始値・高値・安値・終値などを保存した過去の価格データです。
ただし、この見た目だけで原因を断定することはできないため、次の順番で確認しましょう。
履歴データをダウンロードする前の確認手順
| 順番 | 確認・操作 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | 対象の通貨ペア・時間足・期間をメモ | 別の銘柄や時間足を見ていないか |
| 2 | MT4右下の接続状態を確認 | 回線不通やログインの問題がないか |
| 3 | 対象チャートを右クリックして「更新」 | 取得後に欠落が変わるか |
| 4 | 過去側へスクロールして読み込みを確認 | 必要な期間のデータが取得できるか |
| 5 | 「ツール」→「オプション」→「チャート」を確認 | ヒストリー内・チャートの最大バー数が少なすぎないか |
過去側を見るときに最新位置へ戻ってしまう場合は、自動スクロールを一時的にオフにします。
バー数は必要な検証期間に合わせ、むやみに最大値へ増やさないでください。
大量のバーとインジケーターを表示すると、PCへの負荷が増えます。
現在保存しているデータを残したい場合は、ヒストリーセンターで対象の通貨ペア・時間足を選び、「エクスポート」で控えを保存してから進めます。
ヒストリーセンターでMT4の履歴データを再取得する方法
ダウンロードした履歴データは、口座の業者が配信するデータと異なる場合があります。
業者固有の銘柄や配信価格を使った検証では、その業者が提供するデータを優先し、必要に応じてサポートへ確認してください。
STEP①|ツールからヒストリーセンターを開く

MT4上部の「ツール」→「ヒストリーセンター」を開きます。
ショートカットキーはF2です。
STEP②|通貨ペアと時間足を選ぶ

左側の一覧で対象の通貨ペアを展開し、確認したい時間足を選択します。
画像の例ではEURGBPの「1時間足」を選んでいます。
銘柄名に接尾辞が付く業者もあるため、普段表示しているチャートと同じ対象か確認しましょう。
STEP③|ダウンロードと警告内容を確認する
「ダウンロード」をクリックし、表示される警告の提供元や注意事項を確認してから進めます。
この操作ではM1データを取得し、ほかの時間足はM1から再計算される仕組みです。
提供対象や取得できる期間によっては、必要な履歴を補えないことがあります。
所要時間はデータ量や通信環境により異なるため、「3~4分で終わる」とは限りません。

STEP④|欠けていた期間をチャートで確認する

取得後は元の通貨ペア・時間足へ戻り、メモした期間のローソク足が表示されるか確認します。
この当時の例では、欠けていた約2か月分を表示するため、チャートを縮小しています。
画面全体の見た目だけでなく、欠落していた日付付近を拡大し、前後の足や価格も確認しましょう。
再取得しても直らない場合は、次の対処を確認してください。
再取得しても直らない・異常なヒゲが残る場合
| 残っている症状 | 次に確認すること |
|---|---|
| 古い期間だけ表示できない | 業者の提供期間と最大バー数を確認 |
| 対象銘柄が見つからない・ダウンロードできない | 業者固有の銘柄名や提供可否を確認 |
| 取得しても同じ期間が欠ける | 接続・提供元・時間足を確認し、業者へ日時を伝える |
| 長いヒゲが残る | データウィンドウで日時と高値・安値を確認し、業者へ照会 |
| MT4の動作が重くなった | 表示バー数やインジケーター数を見直す |
表示の更新や再起動で変わるか確認することはできますが、実際の配信価格や保存データの問題が必ず直るわけではありません。
EAを稼働させている場合は、再起動で停止する時間が生じることも考慮してください。
見た目を整えるためにローソク足を手動で削除・改変すると、相場分析や検証結果が変わるため、原因が分からないまま操作するのは避けましょう。
業者に問い合わせるときは、通貨ペア・時間足・発生日時・接続サーバー名・画面画像を伝えると確認しやすくなります。
MT4履歴データのよくある質問
ダウンロードすれば必ずチャートが直りますか?
必ず直るとは限りません。
元データが提供されていない場合や、接続・銘柄の違いが原因の場合は、別の確認が必要です。
週明けの窓開けも修復したほうがよいですか?
正常な価格変動による窓開けは、修復する対象ではありません。
休場を挟んだ値動きと、営業日の履歴が長期間欠けている状態を分けて確認します。
長いヒゲは再起動すれば消えますか?
再起動で表示が変わることはありますが、実際の急変や配信データが原因なら消えるとは限りません。
該当日時の価格を確認し、不自然な場合は利用業者へ問い合わせてください。
スマホ版MT4でも同じ操作ができますか?
この記事のヒストリーセンターの手順は、Windows PC版MT4を対象としています。
スマホ版では同じメニューを使う前提で操作せず、アプリの接続状態や業者の案内を確認してください。
まとめ|欠落の原因を確認してから履歴を再取得する
MT4で期間が飛んだ場合は、まず正常な休場・窓開けとの違いを確認し、接続・更新・表示バー数から見直しましょう。
履歴データの再取得は対処法の一つですが、データの提供元や対象期間によって結果は変わります。
過去検証では、どの業者・時間足・期間のデータを使ったかを残しておくことも大切です。
操作仕様の参考:MetaQuotes公式「History Center」 / 「Charts」




















