


改めてそう言われると・・・
よく分からない。

今日はボリンジャーバンドの3つの魅力を教えてあげよう!
ボリンジャーバンドは、移動平均線の上下に、標準偏差を使って幅の変わるバンドを描くインジケーターです。
見るポイントは、価格のばらつき、トレンド、値動きの幅の3つです。
ただし、バンドに触れたら反転する、次の値幅が決まる、という指標ではありません。
この記事では、元の図を使って3つの特徴と、読み違えやすい点を整理します。
期間や偏差の設定、手法の使い分けは、ボリンジャーバンドのおすすめ設定と5手法で詳しく解説しています。
ボリンジャーバンドとは?3本の線の意味
基本的なボリンジャーバンドは、中央のミドルバンドと、その上下のバンドで構成されます。
| 線 | 基本的な計算 | 読み取ること |
|---|---|---|
| ミドルバンド | 一定期間の単純移動平均線(SMA) | 平均的な価格の水準と傾き |
| 上側バンド | ミドルバンド+標準偏差×偏差の倍率 | 平均に対する価格の相対的な高い位置 |
| 下側バンド | ミドルバンド-標準偏差×偏差の倍率 | 平均に対する価格の相対的な低い位置 |
標準偏差を表す記号がσ(シグマ)です。
例えば偏差2なら、ミドルバンドの上下に標準偏差の2倍の幅を取ります。
期間20・偏差2は一般的な初期設定ですが、すべての相場で最適な設定という意味ではありません。
期間はローソク足の本数で、5分足の20期間と日足の20期間は、計算する時間の範囲が異なります。
参考:MetaQuotes公式ヘルプ「Bollinger Bands」
ボリンジャーバンドの3つの特徴
| 特徴 | 確認すること | 断定できないこと |
|---|---|---|
| ①標準偏差 | 期間内の価格のばらつきと、バンドに対する現在位置 | ±2σ内に価格が必ず95%収まること |
| ②トレンド | ミドルバンドの傾き、価格が推移する側、高値・安値 | 接触しただけで反転・継続すること |
| ③ボラティリティ | バンドの幅が縮小・拡大しているか | 次に動く方向・値幅・時刻 |
① 標準偏差|価格のばらつきと相対的な位置を見る
標準偏差は、データが平均の周りでどれくらいばらついているかを表す数値です。


今から分かり易く解説するよ!

ボリンジャーバンドでは、期間内の価格のばらつきが大きくなると、上下のバンドの間隔が広がります。
まず、元の記事の正規分布曲線をご覧ください。

この図は正規分布という数学上の分布を説明するものです。
図の割合を、そのまま実際のFX価格がバンド内に収まる確率として使うことはできません。
| 正規分布での範囲 | 理論上の割合 | FXでの注意 |
|---|---|---|
| 平均±1σ | 約68.27% | 実際の価格の包含率や勝率を示さない |
| 平均±2σ | 約95.45% | 次の価格が±2σ内に収まる保証ではない |
| 平均±3σ | 約99.73% | バンド外への動きや損失を否定できない |

でも実際の相場にも、そのまま当てはめていいの?
正規分布の理論と、値動きする相場のデータは分けて考えましょう。
開発者のジョン・ボリンジャー氏も、バンドに標準偏差を使っていることから、価格の分布について統計的な前提を置かないよう説明しています。
そのため、95.45%という数字を根拠に「外側で逆張りすれば高確率で勝てる」と考えるのは適切ではありません。
参考:John Bollinger公式「Bollinger Bands Rules」(ルール14)
次の図は、移動平均線の周囲にバンドを表示した元の例です。

図中に確率の数値がある場合も、正規分布の理論を説明する表示として読み、実相場の包含率や売買の勝率とは区別してください。
実際に確認するのは、現在の価格がバンドのどの位置にあり、直近の高値・安値やミドルバンドとどう関係しているかです。
② トレンド|バンドへの接触だけで逆張りしない
ボリンジャーバンドは、ミドルバンドの傾きや、価格がバンドのどちら側で推移するかを整理する助けになります。
上昇中に上側バンドに沿って価格が進む、下降中に下側バンドに沿って進む、といった動きはバンドウォークと呼ばれます。
上側バンドに触れたから売る、下側バンドに触れたから買う、という判断だけでは、続いているトレンドに逆らう可能性があります。
公式ルールでも、バンドへの接触そのものは売買サインではなく、バンド外の終値は当初、反転より継続を考える材料として扱われています。
ただし、外側で終われば必ずトレンドが続く、という保証でもありません。
ミドルバンドの傾き、価格の高値・安値、上位足の相場環境をあわせて確認します。
元のMT4の画面でも、Bollinger Bandsはトレンド系指標として紹介されています。

順張りにも、条件を定めた逆張りにも利用できますが、カテゴリ名だけで売買方向や優位性が決まるわけではありません。
リアルトレード20選&6大特典

ボリンジャーバンドの学習とあわせて、実際のチャートでエントリー・見送り・決済の判断根拠を学びたい方へ。
エイクのリアルトレード20選と6大特典の内容は、以下のページでご確認いただけます。
③ ボラティリティ|スクイーズとエクスパンションを見る
ボラティリティは、価格の変動の大きさを表します。
ボリンジャーバンドでは、その変化がバンドの幅として見えます。



| 状態 | バンドの見え方 | 確認すること |
|---|---|---|
| スクイーズ | バンドの幅が狭くなる | 直近のばらつきが小さい状態。次に動く方向は決められない |
| エクスパンション | バンドの幅が広がる | 直近のばらつきが大きくなる状態。拡大だけで継続を決めない |
| 幅が落ち着く | 拡大が弱まり、横ばい・縮小へ向かう | 価格の高値・安値やミドルバンドも確認する |
スクイーズの後に値動きが大きくなる場面はありますが、いつ・どちらへ・どれくらい動くかはバンドの幅だけでは分かりません。
エクスパンションも、すでに起きた価格変動を反映しているため、遅れて飛び乗る取引にならないかを確認しましょう。
初心者が読み違えないための確認手順
| 順番 | 確認する内容 |
|---|---|
| 1.条件を揃える | 通貨ペア・時間足・期間・偏差・適用価格を確認する |
| 2.相場環境を読む | 上位足と取引する足の高値・安値、ミドルバンドの傾きを見る |
| 3.位置と幅を分けて見る | 価格が上側・下側のどこにいるか、幅が縮小・拡大しているかを分ける |
| 4.価格の反応を確かめる | 節目やローソク足を見て、入る・見送る条件を整理する |
| 5.撤退条件を決めて検証する | 損切り・取引量・決済条件・コストを含めて同じ条件で確認する |
形成中のローソク足では、価格の変化に合わせてバンドも変わります。
確定足の終値を使うルールなら、足が完成した後の位置を確認してください。
バンドの見方を覚えただけで利益が保証されるわけではないため、過去検証やデモ取引で、うまく機能しなかった場面も記録します。
ボリンジャーバンドの意味に関するよくある質問
±2σなら価格の95%が収まりますか?
95.45%は、正規分布を前提にした理論上の割合です。
実際の価格がローリング計算されたバンド内に同じ割合で収まるとは限らず、将来の確率や勝率としては使えません。
上側バンドに触れたら売ればよいですか?
接触だけでは売りサインになりません。
トレンド中はバンドに沿って価格が進むことがあるため、高値・安値や上位足も確認します。
スクイーズなら上に動きますか?
幅が狭いことだけでは、次の方向は分かりません。
価格が節目や高値・安値をどう動くかを、事前に決めた条件で確認します。
ボリンジャーバンドは未来の値幅を予測しますか?
バンドの幅は、計算期間内の価格のばらつきを反映します。
将来の変動幅の上限・下限を確定するものではありません。
期間20・偏差2が一番よい設定ですか?
一般的な初期設定ですが、常に最適とは限りません。
設定を変える目的を明確にし、同じ条件で検証してください。
まとめ|位置・方向・幅を分けて相場を見る
ボリンジャーバンドの3つの特徴は、標準偏差による価格のばらつき、トレンドを見る材料、ボラティリティの変化です。
95%という理論値やバンドへの接触を、そのまま売買の答えとして使わないことが大切です。
設定と手法へ進む方は、ボリンジャーバンドのおすすめ設定と5手法の使い分けをご覧ください。
















