次は融合②です。
融合②は、融合①+『コンフルエンス・アグリーメント』です。
融合①=『BWロジック(もしくはWBWロジック)』+『CTP』
でしたね。
つまり、融合②は
『BWロジック(もしくはWBWロジック)』+『CTP』+『コンフルエンス・アグリーメント』
ということになります。
◇『BWロジック(もしくはWBWロジック)』で強いトレンドを掴み
◇『CTP』で押し戻りの「開始」と「終了」でトレードポイントを絞り込みます。
さらに、
◇『コンフルエンス・アグリーメント』で、エントリーポイントをピンポイントで限定します。
メモ
『BWロジック』は、MAやBBなど遅効性のインジケーターを活用します。
『CTP』はローソク足のプライスアクションを利用します。つまり、今現在の値動きを重視して活用します。
もうひとつあると非常にバランスが良い手法になります。
それが『先行指標』です。
融合②『コンフルエンス・アグリーメント』、融合③『ハーモニックパターン』は、強力な『先行指標』の手法です。
融合①②③を組み合わせることで、バランスの良く、高度な分析やトレードが行えるようになります。
『遅行指標』+『プライスアクション』+『先行指標』
コンフルエンス・アグリーメント
注意ポイント
融合②では、ディナポリのコンフルエンス・アグリーメントを利用します。
すでに『コンフルエンス・アグリーメント』をご存じの方は、【融合②の手順】までお進みください。
ご存じではない方は、以下のディナポリ手法『コンフルエンス・アグリーメント』をお読みください。
『コンフルエンス・アグリーメント』を理解されていない方は、上記の記事をしっかりお読みください。
ここでは、コンフルエンスとアグリーメントを簡単に解説しておきます。
コンフルエンス
コンフルエンス
コンフルエンスは、2つの波のフィボナッチリトレースメントの黄金比率の重複
黄金比率=32.8%・61.8%
アグリーメント
アグリーメント
アグリーメントは、フィボナッチリトレースメントとフィボナッチエクスパンションの黄金比率の重複
黄金比率=32.8%・61.8%・100%
融合②の手順
それでは、まずは、融合②の手順を解説しておきます。
融合②の手順
STEP①|週足でBWを確認する
STEP②|日足でCTPの上限・下限を確認する
STEP③|4時間足で押し戻りを待つ(DMAクロス)
STEP④|コンフルエンス・アグリーメントを見つける
STEP⑤|エントリーサインを待つ
注意
これより解説する時間足(タイムフレーム)は、
[週足][日足][4時間足]3つのタイムフレームで解説を進めていきます。
(※他のタイムフレームをお使いの方は、適切な時間足に置き換えてご利用ください。)
STEP①~STEP③までは、融合①と同じですね。
融合①が理解できている方であれば、なにも難しくはありません。
STEP①~STEP③である程度、エントリーポイントを絞り込み、
STEP④でアグリーメントが確認できれば、ピンポイントで待つだけです。
それでは、ステップバイステップでひとつずつ分かりやすく解説していきます。
STEP1|(週足)[BWロジック]でトレード環境を絞り込む(BWを見つける)
STEP1は、[BWロジック]で解説したようにボリンジャーバンドのバンドウォークを探します。
この段階で、取引する通貨ペアはかなり絞り込まれます。
それでは、実際のチャートで確認してみましょう。
まずは、上位足でBWを確認します。
赤いラインが現在の時間と仮定します。
チャートは綺麗なBWであることが確認できると思います。
STEP1
STEP1では、ボリンジャーバンドのBW(バンドウォーク)を見つける
STEP2|(日足)[CTP]の手順でエントリーポイントを絞り込む
週足でBWが確認できましたので、時間足を落として日足を監視していきましょう。
それでは、日足チャートをご覧ください。
現在は赤いラインです。
日足を確認すると、売り方向のスイング(キャンドルウェーブ)が形成されていますね。
チャートには、ピンク色で「戻りの上限」を加えています。
STEP2
STEP2では、CTPのルールのように
- スイングを確認する
- (ここでは日足)ローソク足で戻りの上限をチェックする
STEP3|(4時間足)4時間足で押し戻りを待つ(DMAクロス)
それでは、時間足を落として4時間足でエントリーしていきます。
STEP3では、まずDMAのクロスを待って、戻りの開始を待ちます。
チャートをご覧ください。
CTPを理解されておられたら、いつものルールですね。
3DMAが7DMAをゴールデンクロスしたので、このあたりから戻りの開始が始まります。
戻りの開始が始まり、戻りの上限が決まっているので、戻り売りゾーンはおおよそ想定が出来ます。(※CTPのルール通りです。)
つまり、青色のゾーンが戻り売りゾーンになるということですね。
STEP3
STEP3では、CTPのルールのように戻り売りゾーン(または押し目買いゾーン)を確認する
STEP4|(4時間足)コンフルエンス・アグリーメントを見つける
さて、このSTEP4が、融合②の肝となるポイントです。
STEP4を無視してもトレードとして成立します。
しかし、ユーザーさんの質問にも口を酸っぱくお伝えしているのは、『プラスαのエントリー根拠』です。
『プラスαのエントリー根拠』があることで自信を持ってトレードを行うことができますし、精度も桁違いに良くなります!
今後、あなたが、
『プラスαのエントリー根拠』がないと不安なのでエントリーを見送る・・・
このような選択ができるようになると、頭の中は上級トレーダーの思考レベルです!
間違いなく、あなたの成績は好転し始めています!
これは、FXを上達していくうえでとても大切な感覚だと強く感じます。
さて、本題に戻ります。
STEP3のチャートの青色のゾーンが戻り売りゾーンでしたね。
あとは、このゾーンに『プラスαのエントリー根拠』がないか分析をします。
以下のチャートをご覧ください。
戻り売りゾーン付近にレジスタンスを探します。
すると、
[青スイングの61.8%]と[赤スイングの38.2%]のコンフルエンスがあります。
さらに、ピンクラインで(前日始値)も加えておきました。
つまり、エントリーゾーンには、3つの強いレジスタンス(先行指標)が存在したことになります。
【重要】フィボナッチの始点についてのよくある質問
フィボナッチやハーモニックでよくある質問で、
「フィボナッチの始点をどこにとればよいか分かりません」
という質問が非常に多いです。
この章を読みながら、まさに今、そのように思われた方もいらっしゃるかもしれません。
答えは、「正しい正解はない」です。
ある程度、誰が見ても高値・安値と判断でき、目立つスイングを意識してフィボナッチは引けばよいです。
それじゃ、裁量で難しいではないか・・・
と思われるかもしれませんが、大丈夫です!
ご安心ください。
私のTwitterなどで、なぜ、フィボナッチやハーモニックでエントリーポイントを分析できているのか、その方法を今からお伝えします!
私のフィボナッチの引き方は、『逆引きフィボナッチ』です。
始点が先ではなく、ゾーンが先にくるということです。
ゾーンに合わせて、フィボナッチを引きます。
ゾーンの中に上手く、コンフルエンスやアグリーメント、またはハーモニックが成立すればOK!
フィボナッチが上手く引けなければ、その相場はフィボナッチを採用しません。
フィボナッチを利用するときに、注意したい点は、無理やりどうにかフィボナッチを当てはめようとすることです。
大切なポイントですので、再度、私のフィボナッチの引き方をお伝えしておきます。
私のフィボナッチの引き方は、『逆引きフィボナッチ』です。
始点が先ではなく、ゾーンを軸にしてフィボナッチを引きます。
上手く抵抗が見つかれば採用。見つからなければフィボナッチが意識されていない相場なので、フィボナッチは使いません。
フィボナッチ以外の他の先行指標(レジサポ)を利用して、分析を進めます。
STEP4
STEP4では、戻り売りゾーン(または押し目買いゾーン)で強いレジスタンス(サポート)がないか分析をする。
※ 融合②では、黄金比率の重複であるコンフルエンスを採用して解説
STEP5|(4時間足)エントリーサインを待つ
STEP5は簡単です。
レジスタンスまで価格が到達したら、チャートを確認してエントリーサインがでればエントリーするだけです。
それでは、チャートを確認してみましょう。
3本のローソク足を含んだインサイドバーが確認できますね。
あとは、CTPのエントリールールに沿ってエントリーするだけです。
STEP5
STEP5では、レジサポに到達後にエントリーサインを確認してエントリーをする。(CTPのエントリー・決済ルールを参照)
私の手順を細かく解説
STEP5-1 強いレジサポを分析
STEP5-2 プライス到達アラート設定して放置(※無料インジケーターやブローカーやFX会社が提供しているものを使用すればよい)
STEP5-3 ローソク足ができるたびにチャートをチェック
STEP5-2 エントリーサインが確認できれば逆指値エントリーを予約して、放置
準備さえできれば、エントリーセット以降は、ストレスなく、トレードにしばられないスタイルにしています。
融合①②を理解できれば、融合③も理解は早いはずです。
それでは、融合③|ハーモニックにお進みください。